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破折した上顎左側中切歯に対するレストレーション。
投稿を見る54歳、THE几帳面なサラリーマンのRさん。
初期治療後メインテナンスに移り、半年ぐらい前から前担当DHから引き継いで私の担当になった患者さんです。
スーツの着こなし方も完璧で、非の打ち所がないような方。
もちろん口腔内もばっちり管理されています。
というよりも頑張りすぎててオーバーブラッシングに悩んでいるぐらい。
メインテナンス間隔も3カ月ぐらいで大丈夫とお伝えしているのですが、心配性なのか『1カ月ごとに診ていただきたい』と強く希望され、毎月ケアをしています。
しかし、ずっと17番のみポケット遠心4,5mmありました。(写真1枚目)
ご本人も毎回来る度『ここだけ出血する』とおっしゃいます。
分岐部もあり、補綴物も合っていないことが原因していると思います。
前担当DHはワンタフトのS(写真2枚目)を勧めていて使ってもらってましたが、よくならない。
私はワンタフトのSだと分岐部には届かないと感じたのでワンタフトのシステマ(写真3枚目)を勧めました。
次の来院時、『出血しなくなった』とおっしゃっていただきました。
しかし…
『ふとしたときに臭う気がする』とのこと。
診ると、たしかに出血はなくなっており、歯肉の状態は良好。しかし、遠心不適であるFMCの中にプラークがたまっており、それが原因していると思われました。
プラークコントロールも良好ですし、遠心以外はそこまで問題のない補綴物をわざわざやりかえるのは悩むところでした。
しかしその旨お伝えしたところ、『少しでも何か原因があるのであれば解消したい』とおっしゃるので、FMCを新しくすることにしました。
治療が終わって、綺麗な補綴物が入りました。(写真4枚目)
現在、まだ仮着で様子をみています。
Rさんは『出血も臭いもなくなった。』とおっしゃってくださいます。
診るとポケットもなくなっています。
デンタルを撮ったところ、遠心の骨もうっすらできてきているではないですか…!(写真5枚目)
やっぱり、適合の良い補綴物って大事なんですね。
良い仕事したなぁと思った症例でした。笑
【外傷により破折した歯をどうしても残したいという患者さん】
前医がエクストルージョンで保存を試みたものの歯肉縁直上で再度歯冠破折を起こしてしまった右上2番
結局動揺度1が残存したことや、患者都合により保険のクラウンとなりました。
シェードテイキングに来てもらい今度初めてピンクポーセレンを使ったクラウンセットとなりました。
芸能人ではナイナイの岡村はピンクポーセレン使った前歯があるそうです。
2本のファイバーポストがテーパーとフィットしている感じが好きな症例です。
投稿を見る【DT(技工士)とのやりとり】
勤務先病院には院内技工士が2人もいて、相互的に様々な意見交換ができるので恵まれています。
自費補綴は外注していますがメインの病院で外注している技工士さんは電話で色々教えてくれるし適合も良いし、なによりe.maxの咬合面形態が好みなので今後もお付き合いしていきたいなと思っています。
ただ写真メインのやりとりになるのでライン使いたいなと思っていましたが、なんと未だにガラケーとのことでした。なので今はgmailでやりとりしています。
話を聞いてみるとなんだか技工士さんは今でもガラケー率が高いのだとか…。
皆さんは技工士さんと、どのようにコミニュケーション取られていますか?
歌手の患者さんです。自転車で転び顔面を強打し、他院を受診しましたが、治療期間が伸びると言われ当院に紹介されました。
2日後にライブが控えており、どうしても仮歯が必要という状況だったため、30分で3本抜髄し、3本テックを製作しました。いずれも歯肉縁下だったのですが、そこは電気メスでマージンを合わせました。
後日、嚙み合わせのチェックと根治・根充を終わらせ、HJKにてプロビジョナルクラウンを作成しました。
そのプロビを元に色調・形態を確認の上、ジルコニアクラウンをセットしました。
【この症例のポイント】
①当日にどこまでテックを作り込んで前歯部の不具合を解消させるか
②破折の時のマージン設定をテックで作り込むこと
③HJKをプロビとして作り込むからこそ、ジルコニアクラウンが効果的に作成できる
質問、コメントなどお待ちしています。
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