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インド人の日本語がわからない聴覚障がいのある男性がいらっしゃいました。
奥さまも聴覚障がいがありますが、日本人。

奥さまと日本語で筆談し、それを旦那さまに手話で伝えるという二重三重のやりとりをしていました。

今日は奥さまがいらっしゃらず、旦那さまと英語で筆談。
しかし英語もお互いに完璧ではなく、意思疎通に躓いていました。

歯周病の説明をしていたとき、

plaqueが通じない、
tartarが通じない、
bacteriaが通じない。

なんて説明しようかな~なんて悩んでいたとき
『あっそうだ!』と思いついて描いたのがこちら。

見事、理解していただくことができました!!!
通じたときお互いめっちゃ笑った(笑)

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53歳の女性、Dさん。
歯がどんどん抜けていき、また全体的に痛みがあって膿が出ることを主訴に来院されました。

見ると全顎的に深いポケット、出血、排膿、動揺。
重度Pで、どの歯も残すのは厳しいと思われる状態でした。
その旨お伝えし、心苦しい選択ではありますが、一気にEXTそして即時義歯のご説明をしました。
しかし、まだ53歳という若さでそれもフルデンチャーに近い形の義歯装着には抵抗があるようでした。
『どうしても抜きたくない。残す方向で治療を進めて欲しい。』とおっしゃいます。
主訴が“歯がなくなってしまう恐怖”にあったので自ら抜く選択をすることができなかったのです。

患者さんの同意が得られないと治療は進められないので、ひとまずTBIやSRPを行っていきました。
大量の歯石やプラークが付着していたのでそれを除去するだけでも痛みや炎症が少しずつ落ち着いてきましたが、排膿は止まりません。
治療に来るたび促すものの、『よくなったからもう少し様子をみたい』とおっしゃい、その後は月1の妥協的メインテナンス(SPT?)に移行しました。
月1で診ていても改善しきれていない口腔内。

そして初診時から9か月後。
もういよいよだめだと痺れを切らした私は、「Dさん、ちゃんとお食事とれてますか?」と尋ねました。
「今のお口の状態では満足に食事ができないと思うんです。自分の歯がなくなってしまう悲しみはとてもわかります。でもそれ以上に、歯は食事をおいしく、楽しく取るためにあると思うんです。人生のなかで食事ってすごく大事じゃないですか。一日3食食べたとして、毎食自分の好きなものを好きなように食べられたら幸せなことですよね。でも今の問題をかかえているお口では“食べられるもの”を選択しなければならない。私はDさんにお食事をもっと楽しんでもらいたいです。おいしくてからだに良いものをたくさん食べてもっともっと健康になってもらいたいんです。苦しい選択だと思いますが、もう決断しなければならないときが来たように思います。」とお伝えしました。

するとDさんはぼろぼろ泣きだし、『ありがとう。今までみなさんが最善を尽くしてくれたのはわかります。それでもやっぱりだめなのだから、もうケジメをつけなきゃいけないですよね。』と。

片道2時間半かけて通ってくださってましたが、一気にEXTするのはかなりの負担になるので、近医でのEXT義歯作成をおすすめし、来院はその日が最後になりました。

帰り際、『長くかかってしまったけど、あなたのおかげでようやく決断できました。本当に感謝しています。』とおっしゃってくださいました。

今回、決断してもらうまでに9か月もかかってしまいました。
私や先生が違う介入の仕方をしたらもしかしたらもっと早く決断できていたのかもしれません。
患者さんとの関わり方は正解がない分、本当に難しいです。
もっとよい方法があったのかなと悔やむことばかりですが、最後には患者さんがちゃんと自分の口腔内に向き合うことができたので、これはこれで間違ってはなかったのかもしれません。

近くの歯医者さんでも、Dさんのことを真剣に考えてくれる衛生士さんや先生方に出会えることを心から願っています。

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歯周治療が終わり、全顎的治療に向けてプロビ入れてこれからだってときに来院が中断された患者さん。プロビのまま5年経過。

「また悪くなってきた」と歯周病が再発した状態で久々に来院されました。
綺麗なプロビが入ってしまうと「これでいいんじゃないか」とそのまま過ごされてしまう方、稀にいらっしゃいますよね…

治療完了までは必ず来院し続けてほしいですし、欲をいえば治療完了がスタートなので定期検診にも足を運んでいただきたい。。

当時のうちにしっかり治療が済んでいればここまでならなかったものの…といってても後の祭りなので今できることをもう一度考えています。

中断してしまった患者さんもですが、きちんと伝えきれていなかった医療者側の私達も反省。「今度は最後までちゃんと通います」と言ってくださったのでサポートしながら治療を進めていきたいと思います。

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「歯科衛生士のためのカリオロジー」ブラッシング指導だけじゃダメ!さあどんな指導をする?

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令和元年7月28日、歯科衛生士・奥山洋実さん主催の奥山会が開催されました。

奥山さんは「臨床に奮闘する歯科衛生士のためになる会にしたい」とおっしゃり、現役で活躍している約60名の歯科衛生士たちが集まりました。

今回の講師は埼玉県春日部市で開業されているわたなべ歯科の渡辺勝先生。

歯の2大疾患であるカリエスを予防するのは歯科衛生士の使命であると言えます。そのためには十分なカリオロジーの引き出しがなくてはなりません。

・どうしてカリエスになったのか
・リスクを下げるにはどうしたらよいか
・そのカリエスには活動性があるのか
・Dr.の診断基準と意識統一できているのか

今回は講義だけではなく、受講者同士でのディスカッションなどワーク中心でした。

午前:カリオロジーの講義とワーク
午後:グループディスカッション

今回のカリオロジーの話は、下記3冊の本が軸となっています。

・Essentials of Dental Caries
・Dental Caries
・トータルカリオロジー

その他、渡辺先生オススメの書籍:世界最強の歯科保健指導(クインテッセンス出版 岡崎好秀先生)

午前は基礎編:カリオロジーの講義とワーク

なぜむし歯にならない人もいるのか?

そのことについて渡辺先生がカリオロジーの時代背景とともに紐解いてくださいました。

○非特異的プラーク
○特異的プラーク
○生物学的プラーク病因論

他に、午前中には下記のような基礎的なお話をメインにみんなでディスカッションしていきました。

・サホライドについて
・フッ化物について
・患者さんの食生活との関わり方
・唾液検査の捉え方

午後は臨床編:口腔内写真やデンタルX線写真でのディスカッション

実際に患者さんが来院されたときを想定したグループディスカッションです。

初診時の口腔内写真とデンタルX線写真だけをみて、何をこの人から聞き取るかを考えます。

次に、患者さんの背景を聞いた上で、どう指導していくか考えていきました。

理想ばかり述べていても、実現してくれることでないと意味がないですし、無理をしていても続けられないですよね。ですので、患者さんの背景を理解した上での指導が必要になります。

そしてその後、2000年、2008年、2018年で移り変わっていった口腔内状況を見せていただきました。

・カリエスリスクが高いか低いか
・現在のリスクはどうか
・変わったとしたら何が変わったか

奥山さんは「リスクを改善・コントロールしているのは衛生士です。コントラを動かす前に、この患者さんのリスクを改善できているのか、いないのかを見ていく必要があります。」とおっしゃいます。

リスク:疾患がない人が将来どれぐらい疾患になりやすいか
活動性:疾患が活動しているかどうか

わたなべ歯科での“切削介入する3つの基準”
・症状が改善されないとき
・進行止められるか
・他の組織に影響ないか

番外編:メンテナンスに通い続けているのにむし歯の進行が止められない10歳の女の子

2歳から歯科医院に通い続けているものの、当時からカリエスがありました。主訴は検診・フッ素。仕上げ磨きはしているものの、おかしやジュースがやめられない女の子の症例写真でディスカッションしました。

今回の症例の鍵となっているのはご両親。この女の子の口腔内だけではなく、家族単位で介入していく必要があります。

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とにかく移動しまくり、話しまくりの奥山会。全員がしゃべる機会を与えられたので、他にはないかなり能動的なセミナーでした。

更なる詳細は1Dwithに後ほど公開します。

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光照射のいらないオフィスホワイトニング導入しました。
1回目のホワイトニングで、20分放置×2回でこの効果が出ました。

場所をとる光照射機が必要なく、機械を買うコストもかからない。
効果があって安全であれば良さそうですよね。
あとは知覚過敏の症状がどうなるか…

まだ一人目なので何か新たな情報を得たら共有します。

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ホープレスであった右上4番。

「どうしても残したい」という患者さんの強い希望を覆すことができず、そのまま延命処置していくことに。
SRPなどできる限りのことを行い、SPTで経過をみていました。

すると先日、痛みを訴え、急遽抜歯することに…
やはり騙し騙しではいけないですね。

なかなか頑固な患者さんで実際に問題が起こってからでないと行動に移してくれないので手を焼いています。

抜歯した歯をみると根尖部までびっちり歯石。

届く範囲までは頑張れているものの、近心〜口蓋側の隅角に点状の歯石と、口蓋側の根尖よりの隅角に帯状の残石…
根尖まではきびしくてもこの2ヶ所はもう少し取れたんじゃないかと反省。
頬側根尖部付近も歯石が付着していますが、中央部に斜めに筋が入っているのでここは超音波か何かが当たっていたのかと。

うーん、抜去歯で振り返ると自分の苦手なポイントがわかりますね。
やはり100%除石するのはかなりの難易度です。

根尖に近くなるほど根が細くて隅角のカーブがきつくなり、ミニキュレットや超音波でないと対応きかないことがわかります。
前歯部や小臼歯は、大臼歯よりハードルが低い気がしますが、舌側や口蓋側中央は結構難しくて取り残すことが多いです。

抜去歯の観察はとても勉強になります。

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64歳、お上品なセレブ風の女性。

某大学病院で長いことEndo治療されていた方です。
予約が1か月先まで取れないのもあって治療が進まず、一向によくならない、と当院にいらっしゃいました。

"大学病院でさえも治せない難しいケースを持っている私"という意識があるようで、問診時に私がお話を伺っていることに疑いの目しかありませんでした。

というのも、比較的幼く見られる私は高齢の方からの信頼を得るのが結構大変。
『こんな小娘に私の悩みの何がわかるのかしら』という言葉が今にも飛び出してきそうな状態からスタートするからです。

しかし、そんなことを言われてもそのままの私で勝負するしかないので、そんなときはいつも以上に冷静かつ丁寧にお話を進めていきます。

信頼を得ていない状態でお口を触るのもまた大変。
なにかと食ってかかってくるのでお顔のタオルもかけさせてもらえない、それどころか眼鏡を外すことすら拒否られる始末。笑
患者さんがしたいように過ごしてもらいつつ、口腔内を拝見しました。

みると、大量な縁下歯石の付着、根尖近くまでの骨吸収、長年そのままの状態で使っていた汚いプロビ、大きなカリエス、引き続きEndoが必要なところ含めて問題点が何カ所もありました。

一番気にしてらっしゃるのは23と24の腫れと排膿。(写真1枚目)
若いときからずっと腫れているとおっしゃいます。
どこまで信じて良いのかわかりませんが、何十年も同じ悩みを抱えたまま通院生活を送っていたようです。

原因はいくつか考えられましたが当院ではまずはTBIとSRPから進めていくことになりました。

丁寧に説明をしているものの、その頃もまだ半信半疑。
"ダメ元"という意識で治療を受けているのが感じられました。

経験が浅い私自身にもどかしさを覚えつつも、絶対治してやる!と意気込んで確実に施術を行いました。

次の来院時…

表情が以前の張りつめたものとは一変し、ぱっと明るい様子。
『長年の悩みが前回の処置のおかげでよくなりました!』
とキラキラした表情でお話しされるのです。
まだ完全じゃないものの歯肉が引き締まってきました。(写真2枚目)

それからコンプライアンスがよくなる、よくなる。笑
初めのあの冷たい対応はなんだったのかと。

その後は新しいプロビに置き換えて、少しずつ治療が進んでいます。
まだ腫れぼったさは若干残っているものの徐々に歯肉が埋まってきたがっているように思います。(写真3枚目)
今は治療途中なので、治療終了後にまたご報告させてください。

見方を変えてちょっとサポートしただけですが、患者さんがずーっと悩んでいたことが少しずつよくなってきているので、絶大な信頼を寄せてもらっています。
こんな小娘の私の話でも、なんでも言うこと聞いてくださるのです。

ちゃんとした説明と的確な処置を行えればどんなに経験がない人でも患者さんからの信頼を得られるのだなぁと感じました。
誰よりも“治してあげたい!”という気持ちが強いので、技術があることよりも患者さんの心に響くところがあるのかもしれません。
やはり医療は何よりもハートが大切ですね☆

こんな風に患者さんの悩みを解決していけたら歯科衛生士として誇りを持って仕事できるようになりますよね。
この仕事を楽しめる人がもっと増えたらいいなぁ‥

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プロービングの上達!臨床編~誤差を抑える6つのこと

👆プロービングはX-rayを見ながら
👆術者の心理的要因を考慮
👆適切なプロービング圧は20~25g
👆プローブの種類を院内で統一する
👆持ち方は執筆状変法で固定は軽く
👆プローブの挿入方法は歯軸に合わせる

1D with (link: http://with.oned.jp/probing3/)

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EXTになった27番の歯、見せてもらいました。
先輩衛生士がSRPをして、SPTで経過を追い、先日抜歯となった歯。
非外科処置だけで対応していたようです。

先輩はやめてしまったので
なぜこの歯を残し、どのような状態でSRPをしていたのかはわかりません。

見るとかなり綺麗にSRPされていました。
しかし、分岐部には歯石がべったり。
口蓋根と近心頬側根は比較的きれいですが頬側遠心根の口蓋側から近心にかけてと根と根の間(ここの名称なんというんですか?分岐部でいいんですかね?)は全く触れていません。

そもそも根尖まで歯石が付着しているので残すことは厳しいと思われますがギリギリまで頑張ってたみたいです。


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下顎大臼歯の根分岐部において、手用スケーラーもしくは超音波スケーラーを用いた外科的および非外科的スケーリング&ルートプレーニング(SRP)による歯石除去の能力を比較した文献があります。

下顎大臼歯根分岐部の感染除去は可能か?
Efficiency of scaling of the molar furcation area with and without surgical access.
Matia JI et al. Int J Perio&Res Dent. 1986;6:25-35

《術後の歯石の平均取り残し率(%)》
手用スケーラー(非外科)   37.7%
手用スケーラー(外科)    2.7%
超音波スケーラー(非外科) 34.1%
超音波スケーラー(外科) 1.0%

非外科的なアプローチでは、手用スケーラーおよび超音波スケーラーに関わらず歯石の取り残しが多いことが示された。
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やっぱり分岐部のSRPはかなり難度が高いようです。
分岐部があったときは非外科だけで対応するのではなく、外科処置も積極的に考えていかなければなりませんね。(当院、全然Pの外科やってくれないですけど・・・・)
ほんとはもっとドクターとこういうことを話し合っていきたいです。
やっぱりどんなに頑張っても衛生士だけでは限界があります。
先生方、これから先生になる学生さんたちにはぜひどんな処置でも対応できるようになってほしいと願います。笑
もしくは、分岐部も衛生士だけで対応できたよって症例あったらどなたか共有していただけると嬉しいです。

また、縁下に超音波を使うことに抵抗がある方もいるかもしれませんが
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狭い分岐部では手用スケーラーよりも超音波スケーラーの方が効果的に歯石の除去ができることも示された。
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手用と超音波を上手く使い分ければ対応できる範囲が広がりそうですね。
技術を身につけることはもちろんですが器具の選択も重要という。
私も色々試してみます〜

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代表の植田です。

ストローマンセミナールームにて、インプラントのセミナーを行います。

令和の時代に合った、様々なメーカーのインプラントのトラブルに対応する内容となっております。

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【症例相談】

以前担当していた患者さんです。
写真1枚目から順に2010年、2015年、2017年です。

主訴は1⏌⎿1の審美不良改善で来院されました。
担当医により自費補綴へのやりかえを行いました。

その後来院が途絶え、2015年の再来時には21⏌のマージン部に発赤が認められ、再検査を行ったところ歯周ポケットは2-3mm、BOP (+)という状態でした。

デンタル撮影も行い、担当医に相談(治療した勤務医は退職)したのですが、特に問題は無いようでまずはプラークコントロールを徹底してくださいとの指示を受けました。

その後繰り返しTBI、歯周治療を継続し、再評価の際にはBOP(−)になったのですが、発赤が改善されません。

担当医からはやりかえも視野に入れて、患者に相談して欲しいと指示を受けましたが、担当医は違えど自費治療を行


いやり変えたものをやりかえる事に、どうも心がざわついてしまいます。

◎先生方への相談内容として、生物学的幅径を侵す以外にレッドバンが出る可能性はあるのか?

◎衛生士さんへの相談内容として、このような浮腫性かつ歯肉の薄いタイプの方へのTBIのコツがあるか?

ご教授頂けましたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

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© 2019 Ali Dental Clinic

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