リガ・フェーデ(Riga-Fede)病

「リガ・フェーデ(Riga-Fede)病」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

リガ・フェーデ(Riga-Fede)病とは?

リガ・フェーデ病とは、新生児あるいは乳児の舌小帯や舌尖に、下顎前歯部辺縁に刺激により、形成された潰瘍のことである。



リガ・フェーデ(Riga-Fede)病の症状

リガ・フェーデ病の主な症状は以下である。
  • 舌小帯や舌尖に見られる潰瘍
  • 潰瘍面の白色偽膜
  • 肉芽組織の増殖が見られることもある
  • 接触痛・自発痛があり、哺乳や食事摂取障害につながる

リガ・フェーデ(Riga-Fede)病の原因

リガ・フェーデ病は、先天歯あるいは早期萌出の下顎乳中切歯が原因である。先天歯とは、出生時にすでに萌出している歯や生後30日いないに萌出した歯のことを言う。リガ・フェーデ病は、舌小帯強直症があるとより生じやすい。

リガ・フェーデ(Riga-Fede)病の治療方法

リガ・フェーデ病の治療方法は、原因となっている歯の抜歯、切縁削除が主である。また潰瘍面の消毒や消炎を行う。

リガ・フェーデ病の原因となっている歯が過剰歯である場合は抜歯が勧められるが、乳中切歯の早期萌出であった場合は、抜歯すると永久歯が生えてくるまでの約6年歯がない状態となってしまう。そのため保護者への説明が重要である。




「リガ・フェーデ(Riga-Fede)病」の文献・書籍など

【読み】

りがふぇーでびょう

【文献・書籍】

『小児歯科学 第4版』, 髙木裕三ら, 医歯薬出版株式会社, 2011.

著者/監修者情報
歯科医師

1992年千葉県生まれ。鶴見大学⻭学部歯学科卒業後、⻭科医師免許を取得。学生時代から個人でアプリやWebサービスの開発を行う。東京⻭科大学大学院博士課程中退。2017年にワンディー株式会社を創業。

口腔外科疾患の症例リスト

初めて投稿させていただきます。
リガ・フェーデ病は、先天性歯または生後まもなく萌出した下顎乳切歯が授乳時に舌下面と擦れることで起きる褥瘡性潰瘍と認識しています。
しかし授乳が継続している1歳児の多くは乳切歯が萌出していますが、発症しません。
生後1か月児と1歳児では吸啜様式が異なるからなのかな、と漠然と思っていますがその正確な理由をご教示お願い致します。

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乳児の歯の早期萌出によるリガ・フェーデ病の症例

生後3ヶ月の乳児の患者さんです。歯の早期萌出が気になり、小児科から紹介されました。
授乳は哺乳瓶で行っており、早期萌出以外に特筆すべき口腔内所見は認められません。
Riga-fede病のリスクを保護者に説明し、必要があれば切縁を丸めるなどの対応を行っていきます。

出典:第110回歯科医師国家試験,B問題-3.

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