根管充填

「根管充填」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年10月18日

根管充填とは?

根管充填とは、根管の拡大と形成と消毒によって無菌的になった根管に細菌や有害物質が侵入し根尖周囲の組織を刺激しないように、根管を緊密に封鎖することである。
根管充填の術式では、ガッタパーチャポイントで緊密に充填することが今日の臨床では行われている。乳歯における根管充填では、水酸化カルシウム製材がガッタパーチャポイントの代わりに用いられる。




根管充填の目的

根管充填を行う目的は以下である。
  • 根管への全ての感染経路を無くすこと
  • 根管系から除去できなかった全ての刺激物質を埋葬すること
  • できる限りガッタパーチャの比率を高く、シーラーの割合を少なくすること

根管充填を行う時期

根管充填を行う時期は、下記の状態を目処とする。
  • 根管内の綿栓が乾燥しており、着色や腐敗臭が無いとき
  • 打診痛が消失したとき
  • 瘻孔が消失したとき
  • 歯肉の腫脹が消失したとき
  • 根尖部圧痛が消失したとき
  • 根管内の無菌性が確認できたとき
  • 根管形成が終了したとき



「根管充填」の文献・書籍など

【読み】

こんかんじゅうてん

【文献・書籍】

『エンドドンティクス 第2版』, 興地隆史ら, 株式会社永末書店, 2018.
『歯内治療学 第4版』, 中村洋ら, 医歯薬出版株式会社, 2012
『新・楽しくわかるクリニカルエンドドントロジー』小林千尋, 医歯薬出版株式会社, 2013.

著者/監修者情報

歯科医師

歯科医師。文系大学卒業後、歯学部に再入学。歯学部卒業後に歯科医師免許を取得したのち、歯科医師として勤務する傍らワンディー株式会社でライターとして勤務。

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【今後の方針について質問させて下さい】
根尖部石灰化物の先端でEMRがapexと表示された一例
【現状】
26の感染根管治療で、術前MB根のみ根尖に病巣あり、根管はイニシャルの状態でした。
通法通り上部形成、EMR 、根管拡大、洗浄を行い今回の診察でRCFを実施しました。
根治は毎回麻酔を用いた上でラバーダムをし、EMRは通常の反応、洗浄後も特に痛みはなかったとのことでした。

昨日外勤でRCF後のデンタル撮影時でこのような感じになり、患者さんの同意のもとCT撮影をしました。
RCFはラテラルで行い、いつも1回目のアクセサリーポイント入れるためのスプレッダーは作業長-1〜2mmまで押し込む意識でしていますがあまり深く刺さらなかった記憶があります。

CTで両側性に上顎洞粘膜肥厚ありますが両側とも根尖病巣のラプチャーなく、話を聞くとずっと前より鼻閉感は自覚していたとのこと。

【今後について】
症状がないので意味がないかもしれませんが両側性なので今後鼻性上顎洞炎の可能性もあり、一度耳鼻科に診てもらうことをオススメしました。知り合いに耳鼻科の先生が何人かいるそうで、ファイバースコピーで26根尖の石灰化物の状態を見てもらえたらなと思っています。
今の自分の力量では根尖に飛び出したガッタパーチャーを根管内から取り出すことができないと考えています。患者さんに現状を説明しているので、今後は症状の経過を見守っていく予定です。
それとも積極的に除去をトライすべきでしょうか?最初から専門医へ送るべきでしょうか?

また今回の件はマスターポイント試適の際にデンタル撮影していれば未然に防げた問題でした。
みなさんは根治でペイテンシー確認、マスターポイント試適時などでデンタル撮影をされていますでしょうか?
ちなみにこの治療は保険で実施しております。

長くなりましたが、何卒宜しくお願い致します。

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