BISモニター

「BISモニター」とは?歯科用語を解説
2020年02月20日

BISモニターとは?

BISモニターとは、覚醒時から深麻酔時までの脳波を解析可能にした鎮静深度を表すモニターのことである。
従来、脳波解析方法として主流であった高速フーリエ変換法によるバワースペクトラル解析に加えて脳波信号の同期化を表すバイスペクトラル解析と平坦脳波の情報を組み入れたものである。
鎮静深度をBispectral Index (BIS値)と呼ばれる0〜100までの数値で表し、従来専門的知識が必要だった脳波の読み取りを簡単にしたのが最大の特徴である。毛髪がない額の部分にセンサを貼る。



BISモニターの読み取り方

BISモニターのBIS値は以下のように読み取る。
  • BIS値が40未満:深い鎮静状態
  • BIS値が40〜60:外科手術中の適切な催眠状態
  • BIS値が70〜80:覚醒し得るほどの中程度の鎮静状態
  • BIS値が80〜90:浅〜中程度の鎮静
  • BIS値が90以上:覚醒

BISモニターの利点

麻酔科医はBISモニターがなければ、鎮静状態か覚醒状態か二択の判断しかできないが、モニターがあることで鎮静状態を数字で評価ができうようになった。BISモニターにより麻酔薬の使用量が30%減少したとの報告もある。またBISモニターにより術後早期に覚醒ができるようになった。さらに、術後回復室の在室時間も減少したと報告もある。



「BISモニター」の文献・書籍など

【読み】

びすもにたー

【文献・書籍】

『歯科麻酔学 第7版』, 金子譲ら, 医歯薬出版株式会社, 2011.