システマティックレビュー

「システマティックレビュー」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

システマティックレビューとは?

システマティックレビューとは、特定の疑問に対しての同じテーマに関する複数の臨床研究を、一定の手順で研究論文を検索し、得られた情報の質を評価し、その中から信頼できる論文の結果だけを、メタアナリシスの手法を用いて定訊的・統合的に評価した総説である。
システマティックレビューの利点として、個々のエビデンスごとにその研究の偏頼性・妥当性・適用性を検証し統合することで、より信頼性の高い結果を導くことができる事が挙げられる。

「システマティックレビュー」の文献・書籍など

【読み】

しすてまてぃっくれびゅー

【文献・書籍】

『スタンダード口腔保健学 ー健康科学として考えるー 第4版』, 荒川浩久ら, 株式会社学建書院, 2014.
『口腔保健・予防歯科学 第1版』, 安井利一ら, 医歯薬出版株式会社, 2017.

著者/監修者情報
歯科医師

歯科医師。大学卒業後、歯学部に再入学。歯学部卒業後に歯科医師免許を取得したのち、歯科医師として勤務する傍らワンディー株式会社でライターとして勤務。

アカデミックの症例リスト

【EBMについて(湯浅秀道先生)概要まとめ】
・EBMとは:良心的に、明確に、分別を持って、現在手に入る最良の医学知見(エビデンス)を用いる方法論のこと
・「経験豊富で患者の意見を尊重し、海外の専門論文を対立意見まで調べて、批判的に読んで、経験を踏まえて看護・治療し、生涯教育を実践する歯科医療者」に患者さんは診療してもらいたい
・EBMは、3つの原則のもと、5つのステップで実践する。より簡便にする資料が、システマティックレビューと診療ガイドライン
・PICO:どのような患者に(Patient)、どのような評価・治療をしたら(Intervention)、何と比較して(Comparison)、どのような結果になるか(Outcome)
・EBMには3つの原則がある。「都合のよい論文と都合の良い結果のみを使わないこと」「エビデンスの確実性を研究デザインのみで決定せずに、その研究が適切に行われたか、研究間に違いがなかったかなどを考慮すること」「利益のエビデンスのみで推奨を決めずに、利益と害のバランス、患者の負担についても考慮すること」の3原則
・情報洪水をいかにして効率化するか。それは5つのステップに分かれている。疑問の提起->情報を手に入れる->吟味->適用->情報の評価。
・情報手に入れる->吟味の部分は、システマティックレビューでやられている。そうしたシステマティックレビューは、診療ガイドラインでまとめられ、推奨している。それを目の前の患者さんに適用することが臨床家の役目
・数字だけを一人歩きさせると間違う可能性があるので、エビデンスの確実性を重視する必要がある。例えばう蝕治療ガイドラインには、エビデンスの質に関する記載がある。メタ分析の効果推定値 + エビデンスの確実性、どちらも必要
・目の前の患者さんにエビデンスを適用する際には、患者の病状と周囲を取り巻く環境、エビデンス(利益・害)、患者の価値観に基づく医療者の臨床経験が重要
・エビデンスのレベル:症例報告・症例対照研究・ランダム化比較試験・メタ分析、システマティックレビューの順で上がっていく

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社会人になってから、エビデンスを調べることが難しくなりました。みなさんはどうやって調べているのでしょう。歯科大や大きい書店も遠いので専門書も気軽に見れず悩んでいます#1Dはじめました

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