オトガイ孔

「オトガイ孔」とは?歯科用語を解説
2020年02月20日

オトガイ孔とは?

オトガイ孔とは、下顎骨にある孔で、また第一・第二小臼歯の歯槽に一致した部位(オトガイ結節の斜め上方)の頬側にある。オトガイ孔は後上方に向かって開口し、オトガイ神経、オトガイ動・静脈が通る。オトガイ孔は英語ではmental foramenという。
下歯槽神経が下顎孔から入り、オトガイ孔からオトガイ神経として出るので下顎管の出口と考えるとわかりやすいだろう。



オトガイ孔の加齢変化と義歯

加齢や歯周病により下顎の歯が喪失し顎堤が吸収すると、歯槽粘膜とオトガイ孔の距離が近くなる。
そこに義歯床があたるとオトガイ神経を刺激し疼痛がすることがあるので、吸収した顎堤ではオトガイ孔相当部をリリーフする必要がある。

オトガイ孔とインプラント

オトガイ孔は下顎骨にインプラント体を埋入するときに注意する場所である。オトガイ孔を損傷すると下唇やオトガイ部、口角に麻痺が出る可能性が高いので、設計時にオトガイ孔から離して設計する必要がある。



「オトガイ孔」の文献・書籍など

【読み】

おとがいこう

【文献・書籍】

『口腔解剖学 第1版』, 脇田稔ら, 医歯薬出版株式会社, 2009
『よくわかる口腔インプラント学 第3版第2刷』, 赤川安正ら, 医歯薬出版株式会社, 2017.