静脈内鎮静法

「静脈内鎮静法」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

静脈内鎮静法とは?

静脈内鎮静法とは、歯科治療時に経静脈的に鎮静作用のある薬物を投与することによって、患者の恐怖心や不安、嘔吐反射の軽減、過呼吸の抑制、行動調整、健忘作用を期待する周術期管理の方法である。



静脈内鎮静法で使用する薬物

静脈内鎮静法で用いられる薬物としては、プロポフォール、ベンゾジアゼピン系薬物(ミダゾラム、ジアゼパム)、デクスメデトミジンが使われる。




「静脈内鎮静法」の文献・書籍など

【読み】

じょうみゃくないちんせいほう

【文献・書籍】

『歯科麻酔学 第7版』, 金子譲ら, 医歯薬出版株式会社, 2011.

著者/監修者情報
歯科医師

歯科医師。文系大学卒業後、歯学部に再入学。歯学部卒業後に歯科医師免許を取得したのち、歯科医師として勤務する傍らワンディー株式会社でライターとして勤務。

全身管理の症例リスト

歯科治療中の局所麻酔により女児が自分の口唇を噛んでしまい外傷となった症例

8歳女児の症例です。左下6番を局所麻酔薬と静脈内鎮静法を用いて抜去して帰宅後、母親から患児の下口唇が腫れたとの訴えがありました。局所麻酔薬もしくはラテックスのアレルギーを疑い、抗ヒスタミン薬を投与しました。

しかし、2日後も同部の腫脹は消退せず、小児科にてアレルギーの検査を受けたところ、アレルギー関連の異常は認められませんでした。結果的に、局所麻酔薬による口唇の感覚の変化が、女児にとって不快となり、自分で口唇を咬んで写真のような状態になってしまっていることがわかりました。

通常、外傷後の疼痛は自傷を防ぐ機能を持っていますが、局所麻酔下の痛みを感じない状態では、特に小児においては、正常なフィードバックが働かず、このような外傷につながってしまいます。

小児の局所麻酔後は、特に保護者に対して、唇などをむやみに咬まないように指導するなどの対応が必要です。

出典:Srikrishna Vempaty, James Robbins. Self-Inflicted Trauma Secondary to Local Anaesthesia in Children. Case Rep Dent. 2017.

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患者様に極度に嘔吐反応が激しい方がいらっしゃって、深いカリエスなのに少し削っては休憩、少し削っては休憩…の繰り返しで結局時間内に治療しきれずに大学病院を紹介させていただいたことがありました。大学病院ではこのような患者様にどのように処置しているのか気になりました。

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