ビタパン

「ビタパン」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月30日

VITAPAN®︎(ビタパン)とは?

VITAPAN®︎(ビタパン)は、ドイツのBad Säckingen(バートゼッキンゲン)にあるVITA社が開発した前歯部用硬質レジン人工歯である。臼歯部用はVITA LINGOFORM®︎(ビタリンゴフォーム)という。日本での販売元は白水貿易株式会社である。

VITAPAN®︎(ビタパン)の特徴

VITAPAN®︎(ビタパン)は、VITA社独自のシラン処理、ナノハイブリッドフィラーの使用、3層構造(積層構造)、独自の重合技術などで、耐摩耗性、耐プラーク付着性、耐着色性を向上させ、色調も天然歯に近づける事で審美的にも優れた硬質レジン歯である。

VITAEXCELL®︎では、色調はクラシカル4色(A1,A2,A3)とブリーチ色0M3、形態(歯冠幅)は上顎17形態、下顎5形態、タイプ(形)は4種オーバル(卵円形)、テーパー(尖形)、スクエア(方形)、レクタングル(長方形)である。

また、VITAPANには、他に保険適用の硬質レジン歯ビタMFTアンテリア®︎/ポステリア®︎がある。

硬質レジン歯

人工歯は材料によって、陶歯、金属歯、アクリルレジン歯、硬質レジン歯の4つに大きく分かれている。硬質レジン歯とは、アクリルレジンにフィラーを含有したレジン歯のことである。通常のアクリルレジン歯よりも耐摩耗性に優れている。

レジン歯の特徴

陶歯と比較して、レジン歯には以下のような特徴がある。

<利点>
  • 調整が容易である
  • 耐衝撃性が高い
  • 義歯床と化学的に結合する
  • 咬合音が小さい

<欠点>
  • 耐摩耗性・咬耗性が低い
  • 変形しやすい
  • 審美性が低い

前歯部の人工歯選択

義歯の前歯部人工歯選択は、歯冠の幅径や長径、形態などを考慮しながら選択する必要がある。幅径は咬合採得時に引いた基準線を形態はSPA要素やWilliamsの3基本形を参考にして行う。

SPA要素

SPA要素とは、前歯部人工歯を選択する際に、考慮すべきSex(性別)、Personality(性格)、Age(年齢)の頭文字を取った要素のことである。

Williamsの3基本形

Williamsの3基本形とは、前歯の形態は患者の顔面形態を上下反転した形態に類似しているという考え方である。方型(square)、尖型(tapering)、卵円型(ovoid)の3つの基本形がある。



「ビタパン」の文献・書籍など

【読み】

びたぱん

【文献・書籍】

『VITAEXCELL®︎パンフレット』

著者/監修者情報
歯科医師

1992年千葉県生まれ。鶴見大学⻭学部歯学科卒業後、⻭科医師免許を取得。学生時代から個人でアプリやWebサービスの開発を行う。東京⻭科大学大学院博士課程中退。2017年にワンディー株式会社を創業。

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