神経障害性疼痛

「神経障害性疼痛」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

神経障害性疼痛とは?

神経障害性疼痛とは、「体性感覚神経系の病変や疾患によって引き起こされる疼痛」であると2011年の国際疼痛学会で定義されている。
神経障害性疼痛では原因となる疾患が多様であり、栄養代謝性、外傷性、虚血性、中毒性、遺伝性、感染性、圧迫性、免疫性、腫瘍性、変性疾患などが原因として挙げられる。

「神経障害性疼痛」の文献・書籍など

【読み】

しんけいしょうがいせいとうつう

【文献・書籍】

著者/監修者情報
歯科医師

1992年千葉県生まれ。鶴見大学⻭学部歯学科卒業後、⻭科医師免許を取得。学生時代から個人でアプリやWebサービスの開発を行う。東京⻭科大学大学院博士課程中退。2017年にワンディー株式会社を創業。

全身管理の症例リスト

入れ歯を作りなおして欲しいという主訴で、義歯を新製したのですが、痛みが収まらず、ほぼ毎日のように来院される患者さんがいました。

義歯のどこかに問題があり、痛みが出ているのだろうと思い、何度も調整を繰り返していました。

調整した後は、痛みはなくなりますが、次の日にまた、耐え難い痛みが出て、急患で来院する日が続いていました。

正直自分でも、その義歯に大きな問題があるとは思えず、調整もすべきところが見当たらなくなっていました。

そして、以前、大学病院で勤務していたときの上司の患者さんで、似たような症状があったことを思い出し、それが、神経障害性疼痛であったことを思い出しました。

医科のかかりつけ医に、神経障害性疼痛の疑いで、痛みの原因の精査と、神経障害性疼痛なのであればリリカを処方してもらえないかと対診しました。

そして、主治医よりリリカが処方され、義歯の痛みはなくなりました。

今回、神経障害性疼痛であるという判断が遅くなり、患者さんに辛い思いをさせてしまいました。

もし、義歯の痛みが、続き、判断がつかない場合は、他科へ対診することも必要であると強く感じました。

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