ラポール形成

「ラポール形成」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

ラポール形成とは

ラポール形成とは、歯科医師と患者の間における信頼関係の確立のことである。良質な医療を提供するには患者とのラポール形成がかかせない。患者の不安や訴えに耳を傾け、対応していくことが求められる。良質な関係が成り立つと情報収集や治療への動機づけがスムーズになる。ラポール(rapport)は本来はフランス語で「疎通性」と翻訳される。



患者とラポール形成を築くには?

患者とのラポール形成を築くためには、下記のことが求められる。
  1. 傾聴
  2. 受容
  3. 共感
  4. 対応




「ラポール形成」の文献・書籍など

【読み】

らぽーるけいせい

【文献・書籍】

著者/監修者情報
歯科医師

歯科医師。大学卒業後、歯学部に再入学。歯学部卒業後に歯科医師免許を取得したのち、歯科医師として勤務する傍らワンディー株式会社でライターとして勤務。

患者接遇の症例リスト

メンテしていた患者さんのご紹介でいらした70代の女性。

サイナストラクト、カリエス、残根などなど…いくつも問題がありました。
治療のご説明をしても「年齢的にこの先長くないから今のまま定期検診で様子をみたい」とおっしゃいます。

ひとまずクリーニング等を行っていきましたが、その後いつの間にか来院は途絶えてしまいました。紹介していただいたのに申し訳ない…

ご紹介してくださった方に伺ってみたところ、「治療するのではなく、定期検診でみてもらうことが希望だった」とのこと。
そこまで治療を強く促したわけではなかったのですが、上手く伝えられていなかった様子…。

治療を行ったほうがいいとは思いますが、促すことで足が重くなり、まったく来院しなくなってしまうよりはメンテで経過みていけたほうがいいですよね。

信頼関係の構築が大切だとつくづく感じます。時間をかけて、ゆっくりと。
患者さんの要望を叶えてあげることと、医療人として諭してあげないといけないところの線引は難しいです。

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8歳女児。

半年前に当院で根治をはじめて、そのまま未来院。
本日TELなしの急患来院。

『前回やってもらったところが痛むみたいなんですけど?』とお母さん。
ちょいと切れ気味。

はぁ??来なくなったのそっちだろ!!と思いながらも、一呼吸。

ちゃんと治療の流れを説明できていたか?痛みがなくなったとしても、治療は終わっていないということを理解できる様に説明していたか?ほっておくことによってどんなデメリットが生じるかを説明できていたか?

うーん、こっちにも落ち度はあったかなぁ。いや、説明はちゃんとしたつもりなんだけどなぁ。

でも、説明をしたつもりでも相手が理解できていなければ意味がない。今回は違うアプローチをしよう。

なんか、モヤモヤするけれど、子供に罪はない。

次はちゃんと通ってもらうにはどういう説明をしたらいいか?工夫をしたらいいか?考えよう。

そう思った1日でした。

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