PMTC

「PMTC」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年10月21日

PMTCとは?

PMTCとは、専門的機械歯面清掃のことを指し、歯科医療従事者によって行われるプロフェッショナルケアである。PMTCは英語ではProfessional Mechanical Tooth Cleaningという。
PMTCは、歯科医師のペール・アクセルソンが提唱した予防プログラムで、ポリッシングブラシ、ラバーカップ、研磨剤、超音波、フロスなどを使用して歯面を清掃することである。


「PMTC」の文献・書籍など

【読み】

ぴーえむてぃーしー

【文献・書籍】

著者/監修者情報

歯科医師

歯科医師。文系大学卒業後、歯学部に再入学。歯学部卒業後に歯科医師免許を取得したのち、歯科医師として勤務する傍らワンディー株式会社でライターとして勤務。

SPT / メインテナンスの症例リスト

う蝕予防シリーズ、最終回。
「なぜう蝕になるのか?」の答えと、まとめです。

歯科医師は「歯の削り方」は知っている。
歯科衛生士は「歯の磨き方」は知っている。
でも、「なぜ歯を削るのか?」、「なぜ歯を磨くのか?」。

意外と知らず、思い込みの多いところではないでしょうか。
かつて僕も同じでした。

現代カリオロジーで最も有力な考え方は、
『生態学的プラーク仮説』です。
アカデミックに、というよりは、分かりやすさを優先して書きます。

口腔内には様々な細菌がいます。
プラーク(バイオフィルム)の中にも色んな菌がいます。
バランスがとれていてpHが中性の口腔内の場合、
いわゆるむし歯菌(う蝕原生菌)はわずかな割合しか構成していません。

しかし、砂糖を含む発酵性炭水化物の摂取頻度が増えると、
その細菌の割合が変化します。
酸が産生されることで酸に弱い菌は死に、酸に強い菌が増えます。
酸に強い菌は酸を出す菌であり、いわゆるむし歯菌です。
そうしてむし歯菌の割合が高まり、より酸が産生されやすくなり、その悪循環の結果、歯のミネラルが失われます。

つまり、「局所環境の変化により常在微生物叢の自然バランスが変化した結果、う蝕になる」ということです。

プラーク(バイオフィルム)そのものがなければこれらの現象は起きない。
だから歯を磨くのです(ブラッシング、PMTC)。
そして、磨ける形態に修正するために、歯を削って詰めるのです。

プラーク(バイオフィルム)があったとしても、
むし歯菌(う蝕原生菌、酸産生菌)優位でなければよい。
だから食事の指導も重要なのです。

きっとみんな、毎日歯みがきや食事のことを伝えるだろうし、
歯を削って詰めるでしょ。

毎日の仕事の本当の意味を知ることって、すごく大切だと思う。

C2だから削るんじゃないよ。
清掃できない形態だから、清掃できる形態にするために削って詰めるんだよ。

取り残しが危険なのは窩洞の深部ではないよ。辺縁部なんだよ。

ブラッシング指導だけじゃだめなんだよ。
食事指導がそれと同じかそれ以上に大切なんだよ。

でも、もっと根本には、
人々の生活背景、社会的背景がある。

だから歯科関係者は、歯科医院に閉じこもってちゃダメなんだよ。

羽ばたこう。
僕たちにできることはもっともっとたくさんあるんだ。

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歯科衛生士が開業する場合、歯科医師なしでどこまで行なって大丈夫でしょうか?
歯肉に触れることはNGですか?

また歯科医師と連携が取れていれば歯科医院のある場所から離れた所に歯科衛生士所として開業し歯科医院で行っていたPMTCなど行っても大丈夫なのですか?

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下顎3-3の舌側が脱灰して歯面がかなり粗造な患者様がいます。タフトブラシを使ってそこの箇所は丁寧にホームケアをしていただいてるのですがどーしても毎回きていただくときプラークがたまっています。PMTCをして前よりプラークはつきにくくなってはいるのですが他に良い方法はないでしょうか。

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