抗ヒスタミン薬

「抗ヒスタミン薬」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年10月18日

抗ヒスタミン薬とは?

抗ヒスタミン薬とは、ヒスタミン受容体のうち、H1受容体の選択的遮断薬で、ヒスタミンによるI型アレルギーの惹起を防止する薬物である。
第一世代抗ヒスタミン薬と第二世代抗ヒスタミン薬があり、第二世代抗ヒスタミン薬はH1受容体の遮断に加え、ヒスタミンの遊離阻害作用を持つ。
第一世代抗ヒスタミン薬の代表はジフェンヒドラミンである。




抗ヒスタミン薬の副作用

抗ヒスタミン薬の副作用として、抗ヒスタミン薬にはムスカリン受容体の遮断があるので、口腔領域では口渇が認められることがある。





「抗ヒスタミン薬」の文献・書籍など

【読み】

こうひすたみんやく

【文献・書籍】

『薬がみえる vol.1 1st edition』, 医療情報科学研究所, メディックメディア, 2014.
『薬がみえる vol.2 1st edition』, 医療情報科学研究所, メディックメディア, 2014.
『薬がみえる vol.3 1st edition』, 医療情報科学研究所, メディックメディア, 2014.

著者/監修者情報
歯科医師

歯科医師。文系大学卒業後、歯学部に再入学。歯学部卒業後に歯科医師免許を取得したのち、歯科医師として勤務する傍らワンディー株式会社でライターとして勤務。

アカデミックの症例リスト

歯科治療中の局所麻酔により女児が自分の口唇を噛んでしまい外傷となった症例

8歳女児の症例です。左下6番を局所麻酔薬と静脈内鎮静法を用いて抜去して帰宅後、母親から患児の下口唇が腫れたとの訴えがありました。局所麻酔薬もしくはラテックスのアレルギーを疑い、抗ヒスタミン薬を投与しました。

しかし、2日後も同部の腫脹は消退せず、小児科にてアレルギーの検査を受けたところ、アレルギー関連の異常は認められませんでした。結果的に、局所麻酔薬による口唇の感覚の変化が、女児にとって不快となり、自分で口唇を咬んで写真のような状態になってしまっていることがわかりました。

通常、外傷後の疼痛は自傷を防ぐ機能を持っていますが、局所麻酔下の痛みを感じない状態では、特に小児においては、正常なフィードバックが働かず、このような外傷につながってしまいます。

小児の局所麻酔後は、特に保護者に対して、唇などをむやみに咬まないように指導するなどの対応が必要です。

出典:Srikrishna Vempaty, James Robbins. Self-Inflicted Trauma Secondary to Local Anaesthesia in Children. Case Rep Dent. 2017.

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