Hotz床

「Hotz床」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

Hotz床とは?

Hotz床とは口蓋裂の患者の口蓋に取り付けられるレジン床である。Hotz床は「ほっつしょう」と読む。Hotz床は出生直後に印象採得して、制作される。



Hotz床の目的

Hotz床の目的は以下の通りである。
  1. 口腔機能の正常化(舌が鼻腔に入るのを防ぐ)
  2. 哺乳障害の改善(口腔内に陰圧を作れるようにすることで、哺乳ができるようにする。)
  3. 顎発育の誘導(裂部に入ったHotz床のレジンを定期的に削ることで、顎の成長に伴い裂を小さくする。)

Hotz床を取り付ける期間

Hotz床は出生から1歳半の(軟)口蓋形成術期まで)取り付けられる。この期間にHotz床は3~4回作り直される。

Hotz床作成のための印象採得時に注意すること

Hotz床のための印象採得は口腔や気道が小さい新生児に対して行われるので、気道を確保するために以下の様な方法で行う。
  • 気道に印象材が入らないように新生児を足で持ち上げて逆さまにして印象を採る
  • 即時硬化性がある印象材を使う




「Hotz床」の文献・書籍など

【読み】

ほっつしょう

【文献・書籍】

『SIMPLE TEXT口腔外科の疾患と治療 第3版』, 栗田賢一ら, 株式会社永末書店, 2011.

著者/監修者情報
歯科医師

歯科医師。大学卒業後、歯学部に再入学。歯学部卒業後に歯科医師免許を取得したのち、歯科医師として勤務する傍らワンディー株式会社でライターとして勤務。

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