外側翼突筋

「外側翼突筋」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月30日

外側翼突筋とは?

外側翼突筋とは、咀嚼筋(咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋)の一種である。外側翼筋は、ラテン名musculus pterygoideus lateralis英名lateral pterygoid muscleである。咀嚼筋の中で唯一の二頭筋である。上方の小部分(上頭)と下方の大部分(下頭)に分かれており、それぞれで働きが異なっている。
外側翼突筋の起始・停止

筋肉は、両端のうち筋収縮時に動きが小さい方を起始、動きが大きい方を停止としている。外側翼突筋の場合、二頭筋であるため起始・停止が上頭および下頭にそれぞれ存在している。以下にそれぞれの起始・停止を示す。

外側翼突筋

上頭:(起始)蝶形骨大翼の下面
   (停止)顎関節円板

下頭:(起始)蝶形骨翼状突起外側板の外側面
   (停止)下顎骨下顎頭前面の翼突筋窩

外側翼突筋の神経支配

外側翼突筋は、三叉神経の第三枝である下顎神経の枝の外側翼突筋神経によって支配される。

外側翼突筋の働き

外側翼突筋は、上頭と下頭で働きが異なる。それぞれの働きは以下の通りである。

上頭:閉口時に主に働く。閉口(咬合)した時に、関節円板を前方に固定する。

下頭:下顎骨を前方あるいは側方に牽引する。左右両側が収縮した場合、下顎骨を前方に牽引し下顎を前方運動させる。片側が収縮した場合は、反対側に下顎を側方運動させる。右側外側翼突筋が収縮した場合は、下顎は左側方運動する。


「外側翼突筋」の文献・書籍など

【読み】

がいそくよくとつきん

【文献・書籍】

図解 解剖学辞典<第2版> 監訳者山田英智 訳者 石川春律 廣澤一成 医学書院 2008
歯科国試パーフェクトマスター口腔解剖学 著 阿部伸一 医歯薬出版 2018

著者/監修者情報
歯科医師

歯科医師・歯学博士。1987年東京都生まれ。2013年鶴見大学歯学部卒業後、歯科医師国家資格取得。2018年同大学大学院歯内療法学講座にて博士(歯学)取得。現在は同大学歯学部解剖学講座に非常勤研究員として所属。歯科医院に勤務する傍ら、個別指導塾を開設。個別指導歴は6年目、再試数2桁(学年最下位)を半年で進級させる。2020年から子どもたちに絵本を届けるため「スタジオ歯の絵本」で歯科の絵本製作プロジェクトを始動。
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