カルシトニン

「カルシトニン」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

カルシトニンとは?

カルシトニンとは、生体内のカルシウム恒常性を保つために血清カルシウム濃度を低下させる作用をもつホルモンである。


カルシトニンの骨に対する作用

カルシトニンは、破骨細胞上のカルシトニン受容体に結合して骨吸収を抑制することで血清カルシウム濃度を低下させる。カルシトニンが受容体に作用すると、まず破骨細胞の波状縁の動きが止まる。さらに破骨細胞は容積が減少し、骨表面から離れていく。結果として吸収窩が形成されないので骨吸収が抑制される。

カルシトニンの腎臓に対する作用

カルシトニンは腎臓の遠位尿細管に直接作用する。これにより、リン酸・Ca・Mg・Na・Clなどの尿中への排出が増加する。またカルシトニンは腎臓においてビタミンDの活性化を促進する作用ももつ。

カルシトニンの消化管に対する作用

カルシトニンは胃酸の分泌を抑制するだけでなく小腸の蠕動運動も抑制する。この作用により、カルシトニン過剰投与時に食欲不振になる場合がある。





「カルシトニン」の文献・書籍など

【読み】

かるしとにん

【文献・書籍】

著者/監修者情報
歯科医師

歯科医師。大学卒業後、歯学部に再入学。歯学部卒業後に歯科医師免許を取得したのち、歯科医師として勤務する傍らワンディー株式会社でライターとして勤務。

アカデミックの症例リスト

【「口から食べる」ことが健康維持に役立つ仕組みの一端を解明-都健康長寿医療センター(QLifePro)】

●オーラルヘルスと全身のフレイルとの関係が注目されていが、そのメカニズムは未解明だった
●口腔機能低下で認知機能低下やフレイルが起こる原因を、東京都健康長寿医療センター研究所が解明
●咽頭への機械的刺激で甲状腺ホルモン(サイロキシンとカルシトニ)分泌が増加することで、サイロキシンは全身の細胞の代謝を高め、カルシトニンは骨を強くする
●研究グループは「口から食べることが高齢者の心身の健康維持に役立つ仕組みに、新たに明らかとなったこの生理的反応が関与していると考えられる」と述べている

http://www.qlifepro.com/news/20190722/healthy-life-span.html

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