歯科用語集

2022年03月16日

レジン添加型グラスアイオノマーセメント

「レジン添加型グラスアイオノマーセメント」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

レジン添加型グラスアイオノマーセメントとは?

レジン添加型グラスアイオノマーセメントとは、歯科用セメントのひとつです。従来型のグラスアイオノマーセメントに、文字通り「レジンを添加」することで、機械的特性が向上した合着用セメントのことを言います。従来、グラスアイオノマーセメントには審美性に優れる、生体親和性に優れる、フッ化物の徐放性がある、などの特性を持っていますが、そこに感水性や機械的な特性が加わったセメントであると言えます。レジン添加型グラスアイオノマーセメントは、インレー・アンレークラウン・ブリッジなどの金属修復物や補綴物の合着に用いられます。

レジン添加型グラスアイオノマーセメントの組成

<粉液混和タイプ>
レジン添加型グラスアイオノマーセメントの粉末部は、シリカとアルミナの混合物であるアルミノシリケートガラスが主成分となっており、レジン重合促進剤を含有しています。レジン添加型グラスアイオノマーセメントの液には、ポリカルボン酸にHEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)、UDMA(ウレタンジメタクリレート)、機能性モノマー、重合開始剤が添加されているものと、ポリカルボン酸にメタクリロキシ基を結合させたものがあります。

<ペースト/ペーストタイプ>
レジン添加型グラスアイオノマーセメントのペースト/ペーストタイプにおいては、一方には水溶性モノマーとフィラーとしてフルオロアルミノシリケートガラスが含有されています。他方にはポリカルボン酸、水、フィラーとしてシリカの粉末を含んでいます。

レジン添加型グラスアイオノマーセメントの特徴

レジン添加型グラスアイオノマーセメントの硬化時間は3〜7分とされています。従来型のグラスアイオノマーセメントとレジン添加型グラスアイオノマーセメントとを比べると、圧縮強さには変わりはありませんが、引っ張り強さは約2倍になっています。

また、レジン添加型グラスアイオノマーセメントは、レジン成分があることでエナメル質、象牙質に対し、より優れた接着性を持っているという特徴があります。
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