放射線口内炎

「放射線口内炎」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

放射線口内炎とは?

放射線口内炎とは、放射線の照射によって引き起こされる口内炎である。
 


吸収線量と放射線口内炎

吸収線量と放射線口内炎の関係性について解説する。10 Gyで味覚の減退、20Gyで口腔乾燥症、40Gyで放射線口内炎が発症するといわれている。

放射線口内炎が発症する過程

放射線口内炎は、まず活性酸素などの作用により、上皮細胞の脱落、消失から粘膜炎を生じる。
唾液腺の障害による唾液の分泌低下により口腔粘膜の防御機構が障害され、さらに、二次感染の修飾が加わることで、放射線口内炎が発症すると考えられている。

放射線口内炎の治療

放射線口内炎の治療は、基本的には対症療法を行う。
また放射線口内炎の治療では、含嗽剤による口腔清掃により二次感染の予防を行い、接触痛には局所麻酔薬が使われることもある。
口腔乾燥に対しては保湿を目的にネブライザーや人工唾液が使われる。

放射線口内炎の予後

放射線口内炎による粘膜炎は放射線照射の終了に伴い軽快治癒するが、唾液腺機能の低下による口腔乾燥症や、味管への直接的障害による味覚異常は残存する。




「放射線口内炎」の文献・書籍など

【読み】

ほうしゃせいこうないえん

【文献・書籍】

『カラーアトラス サクシンクト口腔外科学 第3版』, 内山健志ら, 株式会社学建書院, 2011.

著者/監修者情報
歯科医師

1992年千葉県生まれ。鶴見大学⻭学部歯学科卒業後、⻭科医師免許を取得。学生時代から個人でアプリやWebサービスの開発を行う。東京⻭科大学大学院博士課程中退。2017年にワンディー株式会社を創業。

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