ライニングとは?
ライニングとは、金属を鋳造する際に鋳造用リングの内側に緩衝用ライナー(リングライナー)の裏装を行うことです。ライニングを行うことで、鋳造用リングが埋没材の硬化膨張、加熱膨張を妨げることを防ぎ、鋳型を大きくし合金の鋳造収縮の保証を行います。ライニングにおいて、緩衝用ライナーの厚みはリング内の埋没材の膨張量と関係しており、埋没材の膨張量が大きいほど、大きな膨張を得たいときほど、厚くしなくてはいけません。
ライニングの種類
湿ライナー法
ライナーを吸水させてライナーを貼り付ける方法で、埋没材の膨張で吸水膨張をさせる場合に用います。
乾ライナー法
乾燥したライナーを巻き付ける方法です。
乾ライナー・ワセリン法
ライナーを巻いて、その上にワセリンを塗って固定する方法で、硬化膨張時のクッション効果と加熱膨張をさせる場合に用います。