アナフィラキシーショック

「アナフィラキシーショック」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

アナフィラキシーショックとは?

アナフィラキシーショックとは、アレルギー反応の一つで、薬剤、ハチ毒、食物などのアレルゲンへの暴露が全身性に起こり、組織の中のマスト細胞や血液中の好塩基球の関与によってにヒスタミン、ロイコトリエン、プロスタグランジン、トロンボキサン,ブラジキニンなどのメディエータが放出される。それらのメディエータによって、血管透過性が亢進し、短時間のうちに蕁麻疹、粘膜浮腫、気管支痙攣、頻脈、血圧低下が起こる症状である。アナフィラキシーショックではアシドーシス、循環虚脱、意識障害が起きるために適切に対応しないと死にいたる場合もある。アナフィラキシーショックはI型アレルギーの一つである。



アナフィラキシーショックの対処法

意識確認や気道確保に続いて、アドレナリン(商品名:アドレナリン注0.1%シリンジ「テルモ」、ボスミン注、エピペンなど)の筋肉注射が必要とされる。 強い血管収縮作用と昇圧作用があるアナフィラキシーショックや心停止時などの救急救命時に使用される。注射部位は大腿骨の大転子部と膝蓋骨を結ぶ線の中央部である。

歯科治療とアナフィラキシーショック

アナフィラキシーショックは、βラクタム系抗菌薬や局所麻酔薬で誘発されることがあるので、歯科治療時に起きた場合には適切に対応することが求められる。




「アナフィラキシーショック」の文献・書籍など

【読み】

あなふぃらきしーしょっく

【文献・書籍】

『口腔微生物学 第6版』, 石原和幸ら, 株式会社学建書院, 2018.
『もう慌てない、戸惑わない 院内スタッフみんなでマスターする救命処置』, 一戸達也ら, 株式会社ヒョーロン・パブリッシャーズ, 2018.

著者/監修者情報
歯科医師

歯科医師。文系大学卒業後、歯学部に再入学。歯学部卒業後に歯科医師免許を取得したのち、歯科医師として勤務する傍らワンディー株式会社でライターとして勤務。

全身管理の症例リスト

【クロルヘキシジンについて】

某商品について、みなさんはどう思いますか?
使われている・使われていないなど聞かせていただけると幸いです。

●私が知っているクロルヘキシジンの特徴
・プラスの電気を帯びているために、マイナスの電気を帯びている歯面上のペリクルや細菌表面、口腔粘膜表面に付着する
・長時間口腔内にとどまるかわりに、色素とも結合しやすく、着色する
・タンパク質が多いポケット内ではクロルヘキシジンが不活化される
・効果のある濃度よりも日本で市販されているものはずっと少ない
・濃度を上げるとアナフィラキシーの心配がある

塩化セチルピリジニウムを売り出してる別会社のセミナーでこのような資料をいただきました。
縦軸が細菌の残存数で、横軸が濃度です。

緑の○は「クロルヘキシジン」実使用した場合は0.0005%のため細菌数はあまり変わりません。
赤の○は「海外でのクロルヘキシジン」濃度は0.1%で効果があるものの、アナフィラキシーの心配がある。
青の○は「塩化セチルピリジニウム」濃度は0.005%ですが殺菌効果を発揮する、とのことでした。

企業内のデータなのでどこまで信じたらよいのかわかりませんが、やはり今はクロルヘキシジンよりも塩化セチルピリジニウムの商品を選んだほうがよいのでしょうか。
物品をコ○クールか、S○−Tにするかで悩んでいるんですよね…。

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