象牙質知覚過敏症

「象牙質知覚過敏症」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

象牙質知覚過敏症とは?

象牙質知覚過敏症とは、温度や擦過をはじめとする様々な刺激により誘発される一過性の痛みを症状とする疾患である。「冷たいものが歯にしみる」などが例として挙げられる。露出した象牙質で生じることが多く、刺激は温度・乾燥・擦過・浸透圧の変化・化学刺激などがある。刺激によって誘発される持続性のない痛みのうち、何らかの異常や病理的要因によらないものが象牙質知覚過敏症に該当し、病態は患者の主観により左右されるため曖昧である。



象牙質知覚過敏症患者の特徴

罹患率は4~50%であるが、生涯罹患率は80%であるとも言われている。好発部位は頬側歯頚部で歯種としては犬歯、第一小臼歯に多く次いで切歯、第二小臼歯である。男性よりも女性の方が罹患しやすく、30代で好発する。

象牙質知覚過敏症のリスクファクター

象牙質知覚過敏症のリスクファクターには、以下のようなものがある。
  • 歯肉の退縮
  • Tooth Wear、酸蝕
  • 歯科治療
  • 歯のブリーチ(ホワイトニング)
  • プラークコントロールの不良(脱灰)
  • ブラキシズムグラインディング(歯ぎしり)、歯牙接触癖クレンチング・食いしばり)、タッピング
  • 口腔内の乾燥




「象牙質知覚過敏症」の文献・書籍など

【読み】

ぞうげしつちかくかびんしょう

【文献・書籍】

著者/監修者情報
歯科医師

1992年千葉県生まれ。鶴見大学⻭学部歯学科卒業後、⻭科医師免許を取得。学生時代から個人でアプリやWebサービスの開発を行う。東京⻭科大学大学院博士課程中退。2017年にワンディー株式会社を創業。

Tooth Wearの症例リスト

歯周治療をしていた患者さん。
右下のSRPは一度行い、あるとき46番の遠心辺縁がほんの少しかけたので尖っていたところを研磨。
その後46番の痛みを訴え来院されました。
何かとどこかが痛いと急患で来院される方です。

・歯周ポケット4〜8mm
・出血、排膿(+)
・分岐部病変Ⅲ度
・動揺Ⅱ度
・ブラキサー
・咬合痛、打診痛は44、45、46(+)
・Hys(+)
・冷温痛(+)
・電気歯髄診断は7で反応
・起きた時にじわーっとした痛み
・痛み止め常に服用
・仕事は毎日終電でストレスがある
・心配性で神経質

皆さんならどう診断され、何の処置を行いますか?

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皆さんこんばんは、お疲れ様です。
臨床での質問なのですが、加齢によるせいかクラック(亀裂)が入った歯への対処はどうしていますか?
歯髄症状がない場合は経過観察を続ける程度でなにもしなくてのいのでしょうか?
また、歯髄症状が軽い冷水痛程度で自発痛などはない場合はどうでしょうか?
ボンディング塗布などのHys処で定期的に対応していくのみで良いのか、クラック部分を削りCR修復をするような積極的なアプローチをしていくべきなのか、みなさんはどうしていますか?

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歯肉退縮による知覚過敏について
歯肉退縮により歯頸部が露出し知覚過敏になっている患者を診ることがあります。ボンディング材を塗布したりナノシールなどで対処していますが、効果はあまりないように感じています。痛みの程度にもよると思うのですが、そのような知覚過敏の処置で一番効果があるのは何なのでしょうか。よくならない場合は歯肉移植術や抜髄を行うしかないのでしょうか。
よろしくお願いいたします。

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