スリープスプリント

「スリープスプリント」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

スリープスプリントとは?

スリープスプリントとは閉鎖性睡眠時無呼吸症候群の治療に使われる口腔内装置である。スリープスプリントは下顎の前方への誘導と口唇の閉鎖の目的で使われる。スリープスプリントはオーラルアプライアンスとも呼ばれる。



スリープスプリントの目的

スリープスプリントには、以下のような目的がある。しかし、鼻閉があり、鼻呼吸が正常にできない場合、スリープスプリントなどのオーラルアプライアンスを使用すると鼻と口の両方の空気の通りを閉鎖することから、その応用には的確な診断と工夫が菫要となる。
  • 下顎、もしくは舌を前方に牽引して気道を解剖学的に拡大する効果
  • 口唇を閉鎖し口呼吸を促し、良好な睡眼呼吸を定着させる効果

スリープスプリントの構造による分類

スリープスプリントには2つの種類がある。
  • 下顎を前方に移動させた状態で固定する下顎前方移動型(mandibular advancement device:MAD、およびprosthodontic mandibular advancement appliance : PMA)
  • 上下顎前歯部の前方に付与された袋状部分に舌を挿入する舌前方整位型(tongue retaining device : TRD)

スリープスプリントとNasal-CPAPとの比較

スリープスプリントはNasal-CPAPに比べて以下の特徴がある。
  • 気道に陽圧をかけないので呼気が返しやすい
  • スリープスプリントは持ち運びがしやすい
  • 閉鎖性睡眠時無呼吸症候群の治療の第一選択ではない
  • 装着時の違和感がスリープスプリントはNasal-CPAPに比べて少ない。

スリープスプリントの適応

スリープスプリントの適応症としては、以下の症例が推奨されている。
  • 軽症OSASで減量や睡眼時の体位変換による治療が困難な症例
  • 中等症から重症OSASでNasal-CPAPを継続できない症例
  • AHIが20未満の症例




「スリープスプリント」の文献・書籍など

【読み】

すりーぷすぷりんと

【文献・書籍】

口腔内科学 永末書店

著者/監修者情報
歯科医師

1992年千葉県生まれ。鶴見大学⻭学部歯学科卒業後、⻭科医師免許を取得。学生時代から個人でアプリやWebサービスの開発を行う。東京⻭科大学大学院博士課程中退。2017年にワンディー株式会社を創業。

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こんなの無理ですよね(スリープスプリント)

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質問です
スリープスプリント、OAは歯頸部まであったほうが良いのでしょうか?
ハードプレスタイプ(エルコジュール等)のナイトガードは前歯部接端少し覆う、臼歯部は最大豊隆部より少し被せるぐらいなのですが、それを上下額製作して、下顎を前方に出した状態で接着しようと思ったのですが、、、
歯頸部まであったほうが良いのかなぁ〜歯頸部まであったほうが封鎖されるのかなぁ?と悩んでいます、御教授御願い致します。

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