インターナルコネクション

「インターナルコネクション」とは?歯科用語を解説
2020年02月19日

インターナルコネクションとは?

インターナルコネクションとは、顎骨内のインプラント体( フィクスチャー)とアバットメントや補綴上部構造(クラウン、ブリッジ、アタッチメント)との連結部分において、インプラントが凹に、支台装置や補綴上部構造が凸になっている連結様式である。
インターナルコネクションはインターナルジョイントともいう。


インターナルコネクションのうちインターナルテーパージョイントには以下のような利点と欠点がある。
利点
  • アバットメントをねじ込んでいくとテーパ一部が押し広げられ、くさび効果により強固に固定されるので、気密性に優れ、マイクロリーケージがなく、感染がインプラント体に及ばない。
欠点
  • アバットメント結合が強固すぎる場合は除去や交換が必要である。
  • 直径の小さい、あるいは外壁の薄いインプラント体ではくさび効果により連結部分に亀裂が入る場合がある
  • 平行性が悪い場合に、ワンピース上部構造(スクリュー固定式)の装着が困難な場合がある。

インターナルコネクションの特徴

インターナルコネクションは以下のような特徴を持つ。
  • インターナルコネクションの利点
    • 側方圧に強い
    • 微小漏洩に抵抗する
  • インターナルコネクションの欠点
    • アバットメントとの結合が強固すぎる(咬合圧でインプラント体が破折する可能性が高い)
    • 上部構造の方向に制約がある

インターナルコネクションとエクスターナルコネクションの比較

インターナルコネクションとは逆に、インプラントが凸に、支台装置や補綴上部構造が凹になっている連結様式を、エクスターナルコネクションという。

インターナルコネクションの種類

インターナルコネクションには以下の種類がある。
  • インターナル・バットジョイント
    • インプラント体内部に回転防止機構を有し、インプラント体とアバットメントの連結部が平面同士で接合する。
  • インターナル・テーパージョイント
    • インプラント体内部に回転防止機構を有し、インプラント体内側にテーパー状の連結部があり、アバットメントと斜面で接合する。

インターナルバットジョイントの利点と欠点

インターナルコネクションのうちインターナルバットジョイントには以下のような利点と欠点がある。
利点
  • アバットメント連結が容易である。
  • 着脱に自由度がある。
  • 微小動揺や転覆力に対する抵抗性がある。
  • アバットメントが緩みにくい。
欠点
  • 他のシステムとの互換性がない。
  • バットジョイントによるマイクロリーケージから感染がインプラント体レベルに及ぶ。
  • 平行性が悪い場合に、ワンピース上部構造(スクリュー固定式)の装着が困難な場合がある。


インターナルテーパージョイントの利点と欠点





「インターナルコネクション」の文献・書籍など

【読み】

いんたーなるこねくしょん

【文献・書籍】

『歯科補綴学専門用語集 第5版』, 公益社団法人日本補綴歯科学会, 医歯薬出版株式会社, 2019.
『よくわかる口腔インプラント学 第3版第2刷』, 赤川安正ら, 医歯薬出版株式会社, 2017.