歯科用語集
2022年3月15日

全層弁

「全層弁」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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全層弁とは?

全層弁とは、フラップ(弁,被(附)弁,組織弁)の一つで、骨膜を含むフラップのことをいいます。全層弁は粘膜骨膜弁とも呼ばれます。全層弁では骨膜ごと剥離するので歯槽骨は露出します。
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フラップ手術での全層弁の形成法

フラップ手術での全層弁の形成法は、骨欠損部の両隣在歯にまで歯頸部に沿って内斜切開、あるいは歯肉溝切開を行います(このとき、歯間乳頭部はできるだけ保存できるような位置で切開を行います)。
歯肉剥離子を用いて慎重に骨膜を含め全層弁を注意深く剥離・翻転(はんてん)し、骨欠損部を完全に露出させます。翻転は歯根面や骨面、あるいは骨欠損底部に到達するのに必要最小限の範囲で行うことで術後の疼痛および腫脹の発現を軽減できます。




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