咬頭嵌合位とは?
咬頭嵌合位とは、上下顎の歯列が最も多くの部位で接触・安定した状態にあるときの下顎位のことである。咬頭嵌合位は、咀嚼運動の終末位および偏心運動(側方運動など)の開始点として、機能的に最も重要な下顎位とされている。
咬頭嵌合位は、下顎頭位には関係なく、歯によって規制された位置である。
ゆえに咬頭嵌合位は、
咬頭嵌合位は、下顎頭位には関係なく、歯によって規制された位置である。
ゆえに咬頭嵌合位は、
- 歯の咬耗
- 欠損による歯の移動
- 歯の傾斜
- 歯の挺出
などにより変化する下顎位である。
咬頭嵌合位の機能的な意義
咬頭嵌合位の機能的な意義は以下である。
- 咀嚼終末位
- 習慣性閉口終末位
- タッピングポイント収束位
- 全身運動に付随するクレンチング時の下顎位
「咬頭嵌合位」の文献・書籍など
【読み】
こうとうかんごうい
【文献・書籍】
『無歯顎補綴治療学 第2版』, 平井敏博ら, 医歯薬出版株式会社, 2009.