アダムスクラスプ

「アダムスクラスプ」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

アダムスクラスプとは?

アダムスクラスプとは、1本のワイヤーを屈曲して製作するアローヘッドクラスプを改良した頬側隣接面のアンダーカットを利用するクラスプである。Adams (1950) により考案された。
アダムスクラスプは既製品も存在する。



アダムスクラスプの構成要素

アダムスクラスプは以下の要素で構成されている。
  • 頬側の近心と遠心の隣接面歯頸部のアンダーカット部に入る半円形状の屈曲部
  • 近心と遠心で垂直に立ち上がった縦走部
  • 咬合面部で水平に屈曲した隣接面(鼓形空隙)横断部
  • 口蓋側の鉤脚部
  • 近心と遠心の頬側半円形状屈曲部を連絡する頬側横走部

アダムスクラスプの適応

アダムスクラスプは以下の症例で適応になる。
  • 頬側や舌側にアンダーカットのない歯
  • 小児のスピーチエイドの支台装置
  • 上顎のHawleyタイプリテーナー

アダムスクラスプの屈曲に用いるプライヤー

アダムスクラスプの屈曲にはアダムスプライヤーが使われる。
アダムスプライヤーのピークは両側ともに四角錐である。




「アダムスクラスプ」の文献・書籍など

【読み】

あだむすくらすぷ

【文献・書籍】

『歯科補綴学専門用語集 第5版』, 公益社団法人日本補綴歯科学会, 医歯薬出版株式会社, 2019.
『歯科矯正学 第6版』, 飯田順一郎ら, 医歯薬出版株式会社, 2019.

著者/監修者情報
歯科医師

1992年千葉県生まれ。鶴見大学⻭学部歯学科卒業後、⻭科医師免許を取得。学生時代から個人でアプリやWebサービスの開発を行う。東京⻭科大学大学院博士課程中退。2017年にワンディー株式会社を創業。

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