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歯科器材のシリコンポイントとは?特徴やメーカー、規格/値段の違いなど、おすすめ25選を徹底比較!

歯科器材のシリコンポイントとは?特徴やメーカー、規格/値段の違いなど、おすすめ25選を徹底比較!

最終更新日

歯科治療の仕上げ研磨は、患者の舌感と清掃性、修復物の安定に関わる最終工程である。忙しい外来では研磨が短縮され、スクラッチ残存や過熱が起きやすい。結果として再研磨や調整が増え、チェアタイムとスタッフ疲弊を押し上げる。

シリコンポイントは仕上げ工程を標準化しやすい消耗品であり、材料別の適合と工程設計で結果が大きく変わる。本稿では公開情報に基づき、規格と値段の違いを整理し、臨床と経営の両面から選定を支援する。確認できない項目は情報なしとして扱う。

目次

比較サマリー表(早見表)

シリコンポイントの基礎と用途

【項目別】比較するための軸

【製品別】製品ごとのレビュー

導入戦略と運用の落とし穴

よくある質問(FAQ)

比較サマリー表(早見表)

本節では、候補を短時間で絞り込むために主要製品を同じ物差しで並べる。適応素材とシャンク規格を先に合わせ、次に工程設計と包装で運用負荷を読むことが目的である。定価は包装単位の目安であり、取引条件で変動し得る。

No製品名メーカー用途の中心シャンク工程設計包装定価目安保守供給性
1ブラウンシリコーンポイント HP用ジーシー金属補綴物研磨HP用途特化12本/60本¥1,960該当なし公開情報なし
2ダイヤシャイン CA用ジーシーつや出し研磨CA用途特化3本/4本¥2,700該当なし公開情報なし
3プレシャイン CA用ジーシー中仕上げ研磨CA用途特化6本¥2,400該当なし公開情報なし
4セラシャイン CA用ジーシーセラミック研削研磨CA段階想定1本/2本¥2,100該当なし公開情報なし
5セラシャイン HP用ジーシー貴金属合金研磨HP粗細微の3種12本/72本¥3,900該当なし公開情報なし
6シリコンポイント アット5 FG用松風増速コントラ用研磨FG用途特化12本¥1,750該当なし公開情報なし
7シリコンスティック Mタイプ松風プレシャス合金研磨情報なし用途特化100個¥5,000該当なし公開情報なし
8シリコンスティック ハード松風硬質合金研磨情報なし用途特化50個¥3,800該当なし公開情報なし
9シリコンポイント ハード HP/CA用松風硬質合金研磨HP/CA粗細の2種6本/12本¥1,750該当なし公開情報なし
10シリコンポイント HRタイプ HP用松風硬質レジン中仕上げHP用途特化6本¥1,750該当なし公開情報なし
11シリコンポイント Pタイプ HP用松風陶歯陶材研磨HP中細など複数12本¥1,750該当なし公開情報なし
12シリコンポイント ZRタイプ HP用松風半焼結ジルコニア調整HP用途特化6本¥1,200該当なし公開情報なし
13シリコンポイント Rタイプ HP用松風レジン研磨仕上げHP用途特化12本¥1,750該当なし公開情報なし
14シリコンポイント Cタイプ CA/HP用松風コンポジットレジン研磨CA/HP用途特化12本¥1,750該当なし公開情報なし
15ビッグシリコンポイント HP用松風レジン床研削研磨HP段階想定6本/12本¥2,100該当なし公開情報なし
16ジルコシャイン CA/HP用松風ジルコニア研磨CA/HP3ステップ3本/4本¥3,300該当なし公開情報なし
17セラマスター HP用松風陶材硬質レジン最終仕上げHP最終仕上げ3本/4本¥2,900該当なし公開情報なし
18シリコン ワングロス CRポリッシャーPS CA用松風CR形態修整から中仕上げCAワンステップ25個¥2,000該当なし公開情報なし
19コンポマスター CA用エデンタ モリタ取扱CR最終仕上げCA最終仕上げ3本/4本¥2,900該当なし公開情報なし
20スターグロス コース HP用エデンタ モリタ取扱セラミック研磨HP粗研磨1本¥4,600該当なし公開情報なし
21スターグロス ミディアム HP用エデンタ モリタ取扱セラミック研磨HP中研磨1本¥4,600該当なし公開情報なし
22ブレイジング シリコン HP用ビーエスエーサクライ汎用シリコンポイントHP用途特化12本/100本¥1,000該当なし公開情報なし
23ワンフィニッシュビーエスエーサクライCR中研磨とセメント除去情報なしワンステップ25個/30個¥1,300該当なし公開情報なし
24オプチワンステップ ポリッシャー内外歯材中研磨からつや出し情報なしワンステップ12本/アソート¥8,000該当なし公開情報なし
25SBポイントサンメディカルアクリル系レジン最終仕上げCA最終仕上げ6本¥1,800該当なし公開情報なし

表は材料適合とシャンクでまず絞り、工程設計でチェアタイムと教育負荷を見積もるのが要点である。包装と定価は1症例当たりの消耗費に直結し、症例数が多い領域ほど単価差が利益に跳ね返る。

シリコンポイントの基礎と用途

本節では、シリコンポイントが何をする器材かを整理し、比較の前提を揃える。研削と研磨の役割分担を理解し、過熱とスクラッチを避けながら狙う面性状に近づけることが目的である。材料と工程を混同しないだけで手戻りが減る。

シリコンポイントは結合材と砥粒の組合せで性格が決まる

合成ゴムやシリコーンなどの結合材に砥粒を混ぜ、軸付き形状にした研磨材である。砥粒の種類と粒度、結合材の硬さが、削れ方と発熱、面の出方を左右する。対象材料に合わないと研磨時間が伸びるか、表面を荒らしやすい。

研磨の質は患者体験と再診コストに波及する

粗い面は舌感の違和感や汚れの停滞につながり得るため、仕上げの再現性は重要である。滑沢性が上がれば説明と引き渡しが整い、再研磨の呼び戻しを抑える方向に働き得る。研磨は消耗費だけでなく時間の投資でもある。

シャンク規格は院内の駆動機器と安全域に直結する

HPはストレート、CAはコントラ、FGはタービンや増速コントラで用いる運用が一般的である。規格が合わないと振れが増え、面のムラと破損リスクが上がる。適応素材の次に、院内機器と回転域に合うかを確認したい。

【項目別】比較するための軸

本節では、選定の判断軸を臨床と経営で一本化する。材料別の適合と工程設計を先に決め、包装と在庫を後で詰める順序を作ることが目的である。性能差は使い方と段取りで増幅するため、運用条件まで含めて比較したい。

適応素材を先に固定する

金属、コンポジットレジン、硬質レジン、陶材、ジルコニア、レジン床で必要な砥粒と硬さが異なる。適応外で使うほどスクラッチ残存や過熱のリスクが上がり、再研磨で時間を失いやすい。まず材料で候補を分けるのが最短ルートである。

金属用とレジン用で熱の出方が違う

金属は熱が逃げやすいが、強圧だと局所発熱が起きやすい。レジンは熱に弱く、軽圧と接触時間の管理が結果を左右する。材料別に回転域と圧の目安を院内で揃えると、術者間差が縮む。

ジルコニアとセラミックスは段階を飛ばさない

専用ポリッシャーは粗から細までの段階を前提にすることが多い。段階を飛ばすとスクラッチが残りやすく、再調整が増えると自費症例ほど利益が目減りする。工程は短縮より再現性を優先した方が結果的に速い場面がある。

ワンステップと多段階の選び分けでROIが変わる

ワンステップは器材交換が減り、段取り時間を短縮しやすい反面、圧力の使い分けで仕上がりがぶれやすい。多段階は教育しやすく、手戻りを減らしやすいが、トレー配置を整えないと時間が伸びる。症例数とスタッフ構成で最適解が変わる。

包装と在庫は症例数に合わせて設計する

少数包装は単価が上がりやすいが、在庫ロスは出にくい。大容量包装は1本当たりを下げやすい反面、形態の偏りで死蔵が起きやすい。年間の症例数と形態別の消費を見積もり、定価から症例原価へ落とすのが堅実である。

滅菌と再使用は添付文書の条件が前提である

単回使用を明示する製品もあれば、オートクレーブ条件や薬液消毒の可否が示される製品もある。再使用前提で購買すると、現場の感染対策で使い捨て運用に変わった瞬間にROIが崩れる。導入時点で院内ルールと整合させたい。

【製品別】製品ごとのレビュー

本節では、各製品の強みと弱みを短く整理し、自院に合う導入像を描く。材料適合と工程の相性を言語化し、購買後の迷いを減らすことが目的である。定価と包装は目安であり、症例当たりのコストは使用頻度で再計算したい。

ブラウンシリコーンポイント HP用 は金属補綴物研磨向けである

12本入と60本入があり定価は¥1,960である。金属研磨を院内で標準化したい医院に向くが、適応外材料では効率が落ちやすい。

ダイヤシャイン CA用 はつや出しを狙うダイヤモンド配合である

粒径4から8μm相当の公表があり、3本入または4本入で定価は¥2,700である。最終工程の品質を上げたい医院に合うが、下地の整形が不足すると光沢が出にくい。

プレシャイン CA用 は中仕上げに寄せたラバーポイントである

1000番相当の公表があり、6本入で定価は¥2,400である。中研磨の再現性を上げやすいが、最終仕上げは別工程で補う前提になりやすい。

セラシャイン CA用 はセラミック調整の研削研磨を想定する

1本入と2本入の設定で定価は¥2,100である。セラミックス調整を院内で行う医院に向くが、材料判別と冷却条件の共有が必要である。

セラシャイン HP用 は貴金属合金研磨を段階化した設計である

粗粒から微粒までの色分けがあり、12本入と72本入で定価は¥3,900である。教育しやすい一方、粒度を飛ばす運用では時間短縮が難しい。

シリコンポイント アット5 FG用 は増速コントラでの処置を想定する

FG規格で12本入、定価は¥1,750である。アクセス性が強みだが、回転が上がりやすく軽圧の標準化が前提となる。

シリコンスティック Mタイプ は形態修整して使う合金研磨用である

100個入で定価は¥5,000である。自由度が高いが、形態修整の工程を院内で回せる体制が必要である。

シリコンスティック ハード は形態修整して使う硬質合金研磨用である

50個入で定価は¥3,800である。硬質材料の研磨に寄るが、低頻度運用では在庫回転が課題になりやすい。

シリコンポイント ハード HP/CA用 は硬質合金を粗細で研磨する設計である

6本または12本で定価は¥1,750である。段階設計で手戻りを減らしやすいが、用途を外すと効率が落ちる。

シリコンポイント HRタイプ HP用 は硬質レジンの中仕上げ用である

3形態で各6本入、定価は¥1,750である。形態を崩しにくい狙いだが、最終光沢は別工程が必要になりやすい。

シリコンポイント Pタイプ HP用 は陶歯と陶材の研磨仕上げ用である

粒度の違う複数種があり各12本入、定価は¥1,750である。陶材調整後に使いやすいが、過度な加圧は避けたい。

シリコンポイント ZRタイプ HP用 は半焼結ジルコニアの調整用である

各6本入で定価は¥1,200である。ジルコニア工程を持つ医院に向くが、材料状態に合わせた使い分けが必要である。

シリコンポイント Rタイプ HP用 はレジンの研磨仕上げ専用である

12本入で定価は¥1,750である。最終仕上げに寄せたい医院に合うが、形態修整まで担わせると摩耗が早くなりやすい。

シリコンポイント Cタイプ CA/HP用 はコンポジットレジン研磨用である

13Sの設定で各12本入、定価は¥1,750である。保険のCR症例が多い医院に向くが、辺縁形態の精度が仕上げを左右する。

ビッグシリコンポイント HP用 はレジン床の研削研磨を想定する

6本または12本で定価は¥2,100である。義歯関連を院内で完結したい医院に向くが、発熱管理が必要である。

ジルコシャイン CA/HP用 は3ステップでジルコニアを仕上げる設計である

3本入で定価は¥3,300である。段階が明確で教育向きだが、トレー配置を整えないと段取りが増える。

セラマスター HP用 は最終仕上げに寄せたダイヤモンド系ポイントである

3本入または4本入で定価は¥2,900である。自費の審美症例で価値が出やすいが、単価が上がりやすい。

シリコン ワングロス CRポリッシャーPS CA用 は圧の使い分けで工程を集約できる

25個入で定価は¥2,000である。器材交換が減るが、圧の基準を共有しないと仕上げがばらつきやすい。

コンポマスター CA用 はCR最終仕上げ向けのダイヤモンド系である

3本入または4本入で定価は¥2,900である。光沢を安定させたい医院に向くが、中研磨を別に確保したい。

スターグロス コース HP用 はセラミックの粗研磨段階である

1本入で定価は¥4,600である。硬質材料の調整後に使いやすいが、単品価格が高く在庫計画が要る。

スターグロス ミディアム HP用 はセラミックの中研磨段階である

1本入で定価は¥4,600である。段階研磨を徹底したい医院に向くが、セット運用でないと単品消費が偏りやすい。

ブレイジング シリコン HP用 はコストを抑えたシリコンポイントである

12本入または100本入で定価は¥1,000である。複数用途を揃えたい医院で試しやすいが、用途の切り分けが必要である。

ワンフィニッシュ はCR中研磨やセメント除去を1本で狙う設計である

25個入または30個入で定価は¥1,300である。工程短縮に寄与し得るが、切削目的の強圧は避けたい。

オプチワンステップ ポリッシャー は1本で中研磨から艶出しまでを狙う

12本入またはアソートで定価は¥8,000である。段取り短縮に向くが、単価が高く症例選択が要る。

SBポイント はアクリル系レジンの最終仕上げ研磨用である

CA用で6本入、標準価格として¥1,800の記載がある。低速回転と注水下が前提で、形態修整や粗研磨には使わない運用が必要である。

導入戦略と運用の落とし穴

本節では、研磨材を診療フローに組み込み、結果を安定させる運用を扱う。器材は揃えただけでは成果がぶれやすく、トレー配置と教育でROIが決まることが目的である。導入失敗を避ける視点を先に持ちたい。

症例別に器材セットを固定すると時間が減る

材料別に使うポイントの順番と置き場所を固定すると、探し時間と迷いが減る。工程が多い製品でも段取りが整えばチェアサイドの停滞が減る。結果として研磨が丁寧になり、呼び戻しを抑える方向に働き得る。

ワンステップは基準を言語化しないとぶれる

ワンステップは圧力と接触時間で仕上げが変わる設計が多い。感覚任せだとスクラッチが残り、再研磨で時間が増える。短い手順書とデモで基準を揃えるのが近道である。

使い回し前提の原価計算は崩れやすい

再使用条件が示される製品もあるが、汚染管理の手間で使い捨て運用に変わることがある。最初から単回使用で原価計算し、結果として再使用できた分が利益になる設計が安定する。滅菌条件は製品で異なるため導入前の確認が必要である。

よくある質問(FAQ)

本節では、導入前後で迷いやすい点に答える。購入後に院内標準化まで到達し、手戻りを減らすことが目的である。最終判断は各製品の添付文書と院内ルールに従う。

Q シリコンポイントは何回まで使えるか
A 摩耗は被研磨体と圧力で変わり、回数で一律には決めにくい。単回使用を明示する製品もあるため、添付文書を前提にし、仕上がりが落ちた時点で交換する運用が安全である。

Q オートクレーブで滅菌して再使用できるか
A 可能とする製品もあれば条件が限定される製品もあり、単回使用の製品もある。滅菌温度と時間、乾燥工程、薬液消毒の可否を確認し、院内手順に落とし込む必要がある。

Q CAとHPとFGはどう選べばよいか
A 院内のハンドピースと回転域を固定し、規格が合う製品に絞るのが近道である。FGは回転が高くなりやすく軽圧と冷却の標準化が要る。CAは安定しやすく教育向きで、HPは義歯床や技工寄りの作業と相性が出やすい。

Q ワンステップと3ステップはどちらが得か
A 多人数で症例数が多い医院では、段階化で再現性を上げた方が手戻りが減りやすい。少人数で段取り時間を削りたい医院ではワンステップが有利になり得るが、術者間差が出ない教育が前提である。

Q ジルコニアの調整後研磨で注意すべき点は何か
A 段階を飛ばすとスクラッチが残りやすく、表面性状が安定しにくい。過度な加圧と高回転は発熱や欠けの要因になり得るため、軽圧と時間管理を徹底し、必要なら注水や冷却を併用するのが要点である。