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歯科器材の注射針とは?特徴やメーカー、規格/値段の違いなど、おすすめ15選を徹底比較!
麻酔注射の瞬間は、患者の緊張が最も高い局面である。術者側も、刺入角度と視野の確保に加え、注入圧と吸引確認を同時に行うため手技の負荷が大きい。ここで注射針の規格選定が曖昧だと、刺入しにくさや注入のしづらさが積み上がり、チェアタイムとスタッフの疲弊として表面化する。
注射針は消耗品であり、単価差は小さく見える。しかし規格の混在は在庫ロスと買い間違いを生み、針刺し対策の不足は院内停止のリスクを上げる。本稿は歯科用ディスポーザブル針と金属製針、さらに安全処理具まで含め、規格と値段の違いを臨床と経営の同じ地図で整理する。
本稿のおすすめ15選は、注射針10製品に安全処理具4製品と付属品1点を加えた構成である。
比較サマリー表(早見表)
| No | メーカー | 製品名 | 区分 | 規格の記載 | 接続方式の記載 | 針先や視認性の記載 | 適応の記載 | 価格目安 | タイム効率の観点 | 保守保証 | 供給性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | モリタ/テルモ | テルモ歯科用注射針(針先マーク付) | ディスポ針 | 27G S 100本入 | DN対応 | 刃面マーク ランセット 2段角度 | 情報なし | 2,300円 | 刃面方向の認識を支える | 公開情報なし | 公開情報なし |
| 2 | モリタ/テルモ | テルモ歯科用注射針(DN) | ディスポ針 | 27G 30G 31G 各100本入 | ロックとネジ込み双方 | 情報なし | 情報なし | 2,705円 | 互換性の記載がある | 公開情報なし | 公開情報なし |
| 3 | モリタ/テルモ | テルモ歯科用注射針 ロックタイプ(DN) | ディスポ針 | 30G 31G 各100本入 | ロック | 情報なし | 情報なし | 2,940円 | 接続を固定しやすい | 公開情報なし | 公開情報なし |
| 4 | モリタ/テルモ | テルモ 注射針(ネオラス) | ディスポ針 | 25G 25mm 27G 19mm 各100本入 | 情報なし | ランセット 2段角度 流量の記載 | 情報なし | 1,024円 | 太径寄りの選択肢がある | 公開情報なし | 公開情報なし |
| 5 | デントロニクス | 二プロジェクト歯科用注射針 | ディスポ針 | 27G 30G 31G 33G 100本入 33Gは300本入 | ロックとネジ式双方 | ランセット加工の記載 | 情報なし | 2,440円 | 包装選択で回転を作れる | 公開情報なし | 公開情報なし |
| 6 | デントロニクス | ディスポーザブル歯科用注射針 | ディスポ針 | 30G S 31G ES 33G ES 各100本入 | ネジ込み | 短針の記載 | 浸潤 歯根膜内 歯間乳頭部 | 1,800円 | 刺入点を狙う設計の記載 | 公開情報なし | 公開情報なし |
| 7 | デントロニクス | デントロニクス注射針 | ディスポ針 | No32 0.26mm 12mm No30 0.30mm 12mm 各100本入 | ルアーテーパー | 細くて強いの記載 | 一般医療用注射筒 | 4,300円 | 一般筒で運用できる | 公開情報なし | 公開情報なし |
| 8 | クルツァージャパン | カルプーレ | ディスポ針 | 35G 12 100本入 | ロックとネジ式双方 | ランセット加工の記載 | 情報なし | 650円 | 細径短針の選択肢 | 公開情報なし | 公開情報なし |
| 9 | エムエス | 注射針 丸基針 | 金属製 | 25G 27G 28G 30G 12本入 | 情報なし | 情報なし | 情報なし | 650円 | 再処理を前提に回す | 公開情報なし | 公開情報なし |
| 10 | シオン製作所 | シオン 注射針 角基針 | 金属製 | 1/4 12本入 | 情報なし | 情報なし | 情報なし | 590円 | 再処理を前提に回す | 公開情報なし | 公開情報なし |
| 11 | ニプロ/モリタ | ハリストン | 処理箱 | 1個 | 情報なし | 針全体を容器内に収納 | 廃棄 | 8,500円 | 持ち運びと廃棄を単純化 | 公開情報なし | 公開情報なし |
| 12 | テルモ/モリタ | セフティーナDS 廃棄用ボトルS | 処理箱 | 1個 | 対応シリンジの記載 | 差し込みで針が外れる記載 | 廃棄 | 735円 | 外す工程の手技を減らす | 公開情報なし | 公開情報なし |
| 13 | デントロニクス | ハリーカッター | 安全処理具 | 1個 | 情報なし | その場でカットし収納 | 廃棄 | 6,000円 | 廃棄前処理を定型化 | 公開情報なし | 公開情報なし |
| 14 | プレミアムプラスジャパン | ニードルステーション | 補助具 | 穴10mm 380g 1個 | 情報なし | 滑り止めと安定の記載 | 取扱補助 | 1,500円 | 置き場を固定しやすい | 公開情報なし | 公開情報なし |
| 15 | 情報なし | リリース用フタⅡ | 付属品 | 情報なし | 廃棄ボトルに使用の記載 | 情報なし | 廃棄 | 情報なし | 運用に必須となる場合がある | 公開情報なし | 公開情報なし |
表はまず接続方式で院内の注射器と整合するかを確認し、次にゲージと長さで術式の標準を決める。針先マークや短針の記載は、手技の再現性と教育負荷の見積もりに使える。処理具は単価が上がるが、廃棄動線の安定は事故対応コストの抑制に直結する。
【項目別】比較するための軸
ゲージと長さの選び方は術式と視野で決まる
ゲージは数値が大きいほど細くなる設計である。細さは刺入感だけでなく注入圧や針のたわみ感にも影響しうるため、症例に合わせて標準を作ることが重要である。長さはS L ESなどで表されることがあり、刺入点の狙いやすさと安全域の確保の両方を見て揃える。
細い針は刺入感と注入圧のバランスで読む
細い針を選ぶほど注入時の抵抗が上がる可能性があり、術者の手元が安定しないと余計な動きが増えやすい。反対に太い針は流量面で余裕が出る一方、刺入部位と角度の管理が雑になると患者体験を損ねうる。院内の標準は患者層と術者層を見て決めるべきである。
長さ記号は刺入ポイントと術野の距離で揃える
短針は狙った部位に刺入しやすいという記載がある製品が存在する。伝達麻酔など深部を想定する場合は長さの確保が必要になりうる。長さを混在させると買い間違いと在庫の死蔵が起きるため、用途ごとに棚を分ける運用が有効である。
接続方式はロックとネジ込みの互換が事故を左右する
歯科用のカートリッジ型注射器は、ロック式やネジ込み式など接続の型がある。製品によっては両方に対応する記載があり、逆にロック専用の記載もある。互換の確認を怠ると緩みや付け外しの手間が増え、結果として廃棄時のリスクも上がる。
針先加工と刃面マークは操作の再現性に効く
ランセットポイントや刃先角度の工夫、刃面マークの記載がある製品がある。これらはメーカーが刺入時の感覚や方向認識に配慮した設計として提示している情報である。臨床では、刃面方向を一定にできることが手技の迷いを減らし、スタッフ教育の時間を短くする方向に働く。
針刺し対策は注射針そのものより廃棄動線で決まる
針刺し防止システムに対応する針や、使用後に針を外しやすくする廃棄ボトルのような器材がある。針全体を容器内に収納する処理箱、装填したままカットして収納する処理具、置き場を固定する補助具も候補となる。事故の多くは手順の揺らぎで起きるため、器材は動線の標準化に使う発想が必要である。
経営判断は1本単価より事故対応と再購入のコストで考える
注射針は100本単位で購入することが多く、差額は一症例あたりでは小さい。ところが規格の混在は在庫過多と期限管理の負担を招き、使い切れないロスが生まれる。安全処理具は初期費用が出るが、針刺し対応の時間と心理的負担を減らす投資として評価すべきである。
【製品別】製品ごとのレビュー
テルモ歯科用注射針(針先マーク付)は刃面方向の視認性を重視した針である
針刺し防止システムへの対応と、刃面マーク付の記載がある。規格は27G Sで100本入、定価2,300円である。導入時はDNシステム前提の運用可否を確認し、院内の接続方式と合わせて標準化したい。
テルモ歯科用注射針(DN)はロック式とネジ込み式の双方に対応する針である
ロック式とネジ込み式双方に対応できる記載がある。27G 30G 31Gで長さ違いの設定があり各100本入、定価2,705円である。互換性を確保できる一方、規格が増えやすいため棚割りと発注ルールが重要である。
テルモ歯科用注射針 ロックタイプ(DN)はロック式に接続を固定した針である
ロック式に対応できる記載がある。30G Sと31G ESおよび31G Sの設定があり各100本入、定価2,940円である。ロック式運用を徹底できる医院では、付け外しの迷いを減らす方向で使いやすい。
テルモ 注射針(ネオラス)は細い針でも流量を意識した記載がある針である
細い針でも流量を実現する旨の記載がある。25G 25mmと27G 19mmの設定があり各100本入、定価1,024円である。接続方式の公開情報がないため、導入前に注射器側の適合確認が必要である。
二プロジェクト歯科用注射針は幅広いゲージ展開と両接続対応の記載がある針である
ランセット加工の記載があり、ロック式とネジ式の両方に対応する記載がある。27Gから33Gまでの設定で100本入、33Gは300本入があり定価2,440円である。ゲージの選択肢が多いほど教育が分散するため、院内の標準ゲージを先に固定したい。
ディスポーザブル歯科用注射針は短針で部位を狙う用途の記載がある針である
短いため的確な部位に刺入できる旨と、浸潤麻酔や歯根膜内注射に適する旨の記載がある。30G Sと31G ESおよび33G ESの設定で各100本入、定価1,800円である。用途が明確な分、常備する規格を絞れば在庫管理がしやすい。
デントロニクス注射針はルアーテーパー式で一般注射筒に使う針である
ルアーテーパー式で一般医療用注射筒に使用する記載がある。No32とNo30で針長12mm、各100本入、定価4,300円である。歯科用カートリッジ針と別系統になりやすく、保管場所の分離が必要である。
カルプーレは35Gの細径規格を提示する針である
ランセット加工と、ロック式とネジ式双方に対応する旨の記載がある。規格は35G 12で各100本入、定価650円である。細径を採る場合は注入圧と手技の相性が鍵になるため、試用と手順の統一を前提に導入したい。
注射針 丸基針は金属製で複数ゲージを用意する針である
金属製で25Gから30Gまでの種類が記載され、包装は各12本入で定価650円である。再処理工程を確立できる医院でのみ、運用コストと手間を天秤にかけて検討すべきである。接続方式や再処理条件は公開情報なしである。
シオン 注射針 角基針は金属製で番手が限定される針である
金属製で種類は1/4、包装は12本入で定価590円である。用途を限定し、同一手順で再処理できる体制が前提となる。接続方式や具体的な針径は公開情報なしである。
ハリストンは使用済み針全体を収納して廃棄する処理箱である
使用済みの針全体を容器内に収納し、安全にゴミ処理できる旨の記載がある。包装は1個で定価8,500円である。廃棄までの一時保管を単純化し、トレー上の露出時間を減らしたい医院に向く。
セフティーナDS 廃棄用ボトルSは差し込み操作で針を外す運用の器材である
使用後に廃棄口へ差し込むと針が外れる旨の記載がある。包装は1個で、別売の付属品が必要になる場合があるとされ定価735円である。外す手技を簡略化して針刺しリスクを下げたい医院に向く。
ハリーカッターは注射器に装填したまま針をカットして収納する処理具である
使用済みの注射針をその場でカットし、安全に収納できる旨の記載がある。包装は1個で定価6,000円である。廃棄手順を定型化し、針の露出時間を短くしたい医院で検討しやすい。
ニードルステーションは安定した置き場を作る補助具である
本体の重さにより滑り止めが働き安定して使用できる旨の記載がある。穴は10mmで重さ380g、包装は1個で定価1,500円である。注射針の一時的な置き場を固定し、手順の揺らぎを減らしたい医院に向く。
リリース用フタⅡは廃棄用ボトル運用の要となる付属品である
廃棄用ボトルに取り付けて使用する旨の記載があり、別売である。価格や包装などは情報なしである。システム運用を前提に導入する場合は、付属品の入手性を含めて管理する必要がある。
導入判断で差が出る運用設計
標準ゲージを決めると在庫と教育が整う
複数ゲージを常備すると、刺入点の迷いは減るが在庫は膨らむ。まず医院で最も頻度の高い麻酔術式に合わせ、標準ゲージと標準長さを決めるべきである。そこから例外用途だけを追加すると、買い間違いと死蔵が減る。
廃棄手順を固定すると針刺しリスクが下がる
針刺しは道具の良し悪しより、使い終わってから廃棄までの動作で起きやすい。処理箱や廃棄ボトル、カッターやステーションは、手順を一本化するために使うと効果が出やすい。スタッフ全員が同じ動線で動けるよう、置き場所と順番を固定する。
患者説明は数値より手順に寄せる
患者はゲージや長さの意味を理解しなくてもよい。術者側は細さを売り文句にしすぎず、表面麻酔や注入速度、声かけなど総合的な手順として説明するほうが医療広告上も安全である。製品の表現はメーカー説明の範囲にとどめ、効果の保証は避ける。
価格帯別にみるTCOとROI
低価格帯は規格統一でロスを減らす
針単価が低くても、規格が多いと在庫と発注工数が増える。ディスポ針は100本単位で回転するため、最初に統一して使い切る設計がTCOを下げる。例外用途は少量から試し、需要が見えたら追加する。
TCOは箱単価と使用頻度で試算する
一症例あたりの針コストは箱単価を使用本数で割るだけで概算できる。ここに買い間違いによる返品不可のロス、期限管理の工数、棚卸し時間を加えると差が見える。統一できる規格ほどTCOは下がる。
中価格帯は互換性と視認性で教育時間を減らす
ロックとネジ込みの双方に対応する針や、刃面マークのように方向認識を支える記載がある針は、教育の言語化に使いやすい。新人が迷うポイントを減らせるなら、数円の差以上の価値が生まれる。導入はデモと手順書の整備をセットにする。
高価格帯は安全処理具で事故対応コストを抑える
処理箱やカッターは初期費用が必要だが、針刺し対応でチェアが止まる損失は大きい。事故が起きた場合の報告と受診、心理的負担を考えると、廃棄動線の整備は経営投資に近い。最初は一台導入し、動線の改善効果を見て増設する。
ROIは事故回避とチェア停止回避で見る
注射針の投資回収は売上増ではなく損失回避で評価するのが現実的である。事故が減れば時間と気力が守られ、結果として診療の質が安定する。ROIは数字で追いにくいが、院内の不安を減らす効果は長期で効く。
よくある質問(FAQ)
Q 27Gと30Gと31Gなどはどう選ぶべきか
A まずは医院で最も多い麻酔術式に合わせ、標準ゲージと標準長さを決めるのが先である。細さは刺入感だけでなく注入圧や手技の安定性にも関係しうるため、術者層と患者層で最適解は変わる。例外用途だけを追加し、混在を増やしすぎないことが重要である。
Q ロック式とネジ込み式は混在しても問題ないか
A 針側が両方式に対応する記載がある製品もあれば、ロック専用の記載もある。注射器側の仕様と合わせないと、緩みや付け外しの手間が増える可能性がある。混在は事故リスクを上げうるため、院内で方式を一本化するか、対応品だけに絞るのが安全である。
Q 針先マークは何のためにあるのか
A 刃面方向を視認しやすくする意図の記載である。刃面方向が一定になると、術者の手技が再現しやすくなり、スタッフ教育の言語化にも使える。マークの位置と意味は製品説明の範囲で確認する必要がある。
Q 安全処理具はどれから導入すべきか
A まずは廃棄までの動線で針が露出する時間が長い場面を洗い出すべきである。針全体を収納する処理箱、差し込みで外す廃棄ボトル、カットして収納する処理具、置き場を固定する補助具は目的が異なる。院内手順を一本化できる器材から導入すると効果が出やすい。
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