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歯科器材の口腔衛生用食品とは?特徴やメーカー、規格/値段の違いなど、おすすめ25選を徹底比較!

歯科器材の口腔衛生用食品とは?特徴やメーカー、規格/値段の違いなど、おすすめ25選を徹底比較!

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外来のメインテナンスが続く日に、患者から間食の選び方を聞かれる。清掃用具の説明だけでは、行動が変わらず次の来院まで同じ失敗が繰り返されやすい。口腔衛生用食品は、生活習慣の隙間に入る行動支援として、指導の再現性を上げる道具である。

ただし食品である以上、疾病の治療や予防効果を保証できない。成分の話を先にすると、患者が過剰な期待を持ちやすい点が落とし穴である。本稿は入力データに基づき、製品点数22を中心に、フレーバー選択が臨床運用に影響しやすい2製品を分割しておすすめ25選として整理する。

口腔衛生用食品が臨床と経営に効く理由

この節の目的は、口腔衛生用食品の範囲を確認し、食品を物販ではなく診療の再現性を上げる装備として捉える視点を作ることである。口腔衛生用食品は、ガムやタブレットなどの食品形態で口腔環境に配慮した設計を持つ製品群である。ガムやタブレットは食後や外出中など、歯磨きが難しい場面で行動を支える余地がある。

臨床面では唾液刺激や糖質置換の行動設計が中心であり、口腔乾燥や口臭の不快感に寄り添う用途もある。経営面では説明文言を標準化して指導時間を短縮し、在庫回転を読める規格に絞ることがTCOを下げる。効果の断定を避け、対象患者を絞るほど院内の信頼が積み上がる。

比較サマリー表(早見表)

選択肢製品名メーカー形状主な訴求成分系統規格の要点定価目安供給と運用の注意
1リカルデント粒ガム ボトル 歯科医院専用 グリーンミントジーシーガムCPP-ACP140 g × 6個4,590円牛乳由来成分に注意
2リカルデント粒ガム ボトル 歯科医院専用 グレープミントジーシーガムCPP-ACP140 g × 6個4,590円牛乳由来成分に注意
3ポスカ エフ 院内指導用 ペパーミント江崎グリコガム水溶性カルシウムとフッ素2粒入 × 200袋5,250円個包装で指導に向く
4ポスカ エフ 院内指導用 マスカット江崎グリコガム水溶性カルシウムとフッ素2粒入 × 200袋5,250円個包装で指導に向く
5ポスカ エフ 院内指導用 ストロベリー江崎グリコガム水溶性カルシウムとフッ素2粒入 × 200袋5,250円個包装で指導に向く
6ポスカ エフ パウチタイプ江崎グリコガム水溶性カルシウムとフッ素74粒または74粒 × 5袋650円物販回転を作りやすい
7キシリトールガム ボトルタイプオーラルケアガムキシリトール100%90粒入 × 12本9,720円まとめ仕入れ向き
8キシリトールガム ラミチャックオーラルケアガムキシリトール100%21粒入 × 12袋 × 3箱3,250円配布と物販の両立
9キシリトールガム 1粒パックオーラルケアガムキシリトール100%500粒入7,560円受付配布に向く
10キシリトール咀嚼チェックガムオーラルケアガム色変化で咀嚼評価50枚入5,000円評価用で継続販売向きではない
11オーラテクトガム 歯科専用ロッテガムユーカリ抽出物と茶カテキン43 g × 10袋 × 3箱8,430円味が限定されやすい
12オーラテクトガムロッテガムユーカリ抽出物143 g × 6個 または21 g × 20本1,800円特定保健用食品の表示範囲に注意
13ブレスコントロールガムタイヨウガム口臭対策訴求90粒入3,000円疾病改善の説明は避ける
14バイオガイア プロデンティスチューインガムバイオガイアジャパン 大榮歯科産業ガム乳酸菌28錠入3,600円継続設計が必要
15しまじろうのキシリトールタブレットオーラルケアタブレットキシリトール30 g × 10袋1,600円年齢と摂取方法の確認
16キシリトールタブレットオーラルケアタブレットキシリトール70粒入 × 10袋2,100円ガム習慣がない層に向く
17ラクデント プロオーラルケアタブレット乳酸菌 L-137 加熱処理30粒入3,600円健康補助の位置づけ
18バイオガイア チャイルドヘルスバイオガイアジャパン 大榮歯科産業カプセル乳酸菌 L-137 加熱処理30カプセル × 5箱26,000円対象を絞る必要
19バイオガイア バイオブレスバイオガイアジャパン 大榮歯科産業ラクトフェリン食品90粒6,000円乾燥相談の導線と合わせる
20ガム メディカルドロップサンスタードロップ口腔清潔訴求24粒 × 10個3,320円食品と薬用の誤認を避ける
21ガム オーラルヘルスタブレットサンスタータブレットカルシウムとイソフラボン60粒660円表示範囲に注意
22ダエキのチカラヨシダ噛むサプリ唾液関連訴求30粒 15日分1,800円ドライマウス評価と連動
23エンジョイクリミールクリニコ ヨシダ栄養補助飲料栄養補助8種 × 3本 計24本4,320円栄養相談が前提
24リステリン ウォータリータブレットモリムラタブレット爽快感訴求8粒 カートン6個1,980円一時的な補助に留める
25キシリストーンサンデンタルキャンディキシリトール100%25 g500円だらだら摂取を避ける指導

表は形状と対象患者でまず絞り、次に規格と価格で院内の回転を設計するために使う。院内指導で配るのか物販で回すのかで適正規格が変わる。食品である点を踏まえ、説明は生活行動の支援に留める。

【項目別】比較するための軸

この節の目的は、成分の好みではなく医院の運用で選べるようにすることである。同じ成分でも規格が違えば、指導工数と在庫ロスが変わる。臨床と経営をつなぐ観点を先に揃える。

目的別に揃えると説明が短くなる

う蝕リスク管理を補助する群、歯周のセルフケアを後押しする群、口臭や口腔乾燥の不快感に寄り添う群、咀嚼や栄養の評価と支援に使う群に分けると、推奨文言が定まる。目的の混在は過剰な期待と不満を生むため、院内で言葉を統一することが重要である。

う蝕リスクの軸は糖質置換と唾液刺激である

食品でできるのは、糖質摂取の置き換えと唾液刺激を通じた行動支援である。ガムは噛める層に強く、タブレットやキャンディはガム習慣がない層に届きやすい。摂取タイミングを食後や間食後に寄せ、だらだら摂取の是正に結びつけると指導がぶれにくい。

キシリトール100%が運用で意味を持つ場面

キシリトール100%は患者説明の単純化に役立つ。過量摂取で胃腸症状が出る場合があるため、まず少量からという安全設計が必要である。

カルシウムとフッ素配合は位置づけを誤らない

カルシウムやフッ素を配合するとされる製品は、再石灰化を連想しやすい。断定を避け、フッ化物応用や食習慣指導と矛盾しない位置づけに整えることが臨床と法令の両面で重要である。

歯周と口臭は表示範囲と原因整理が鍵である

特定保健用食品とされる製品は説明が短くなりやすい一方で、表示範囲を外さない配慮が必要である。口臭や乾燥は原因評価が主役であり、食品は一時的な補助として位置づけると誤解が減る。

小児と高齢者は安全性が最優先である

小児は誤嚥リスクと味の受容性が成否を決める。高齢者は乾燥と低栄養が重なりやすく、栄養補助は摂食嚥下と全身状態の把握が前提になる。

経営の軸は回転と教育負荷である

売れ筋を絞り、同じ文言で説明できるラインに統一すると教育負荷が下がる。回転が読める規格を選び、在庫ロスと指導工数を同時に抑えることがROIの近道である。

【導入戦略】院内指導と院内販売の設計

この節の目的は、導入後に在庫が動かない失敗を避けることである。院内指導用は個包装を中心にし、配布の基準をメインテナンス時の一言に固定するとよい。物販用は回転数が読みやすい規格に絞り、受付で完結する導線に置くとスタッフ負担が増えにくい。

アレルギー注意と誤嚥注意は、短い定型文としてスタッフ間で統一する必要がある。症状改善の保証につながる言い方を避け、行動支援としての位置づけに揃えるとトラブルが減る。

【製品別】製品ごとのレビュー

リカルデント粒ガム ボトル 歯科医院専用 グリーンミント はCPP-ACP配合を特徴とするガムである

CPP-ACPを2倍配合とされ、ボトル包装で継続提案に向く。牛乳由来成分に対するアレルギーがある場合は避け、う蝕リスクが高い層の行動支援として提案する医院に合う。

リカルデント粒ガム ボトル 歯科医院専用 グレープミント は味の選択で継続を支えるガムである

臨床的価値は継続で決まるため、味の好みを選べる点が強みである。アレルギー注意は同様で、嗜好で継続が切れやすい患者に合わせたい医院に合う。

ポスカ エフ 院内指導用 ペパーミント は個包装で配布しやすいガムである

水溶性カルシウムとフッ素の配合をうたい、2粒の個包装で指導に組み込みやすい。断定的な説明を避け、食後行動の支援として配布を標準化したい医院に合う。

ポスカ エフ 院内指導用 マスカット はミントが苦手な層に合わせやすい

味の受容性で継続が変わるため、ミントが苦手な患者に提案しやすい。個包装在庫の発注点を決め、配布運用を回したい医院に合う。

ポスカ エフ 院内指導用 ストロベリー は小児導線にも乗せやすい

ミントが得意ではない層に合わせやすく、配布して反応を見る運用に向く。ガムを噛める年齢かの確認を徹底し、小児予防を強化したい医院に合う。

ポスカ エフ パウチタイプ は自宅継続へ移しやすいガムである

パウチ包装で継続購入のハードルが低く、院内指導から自宅継続へつなげやすい。物販点数を増やさず回転を上げたい医院に合う。

キシリトールガム ボトルタイプ は定番運用を作りやすい

キシリトール100%使用とされ、家族利用や職場常備の提案に向く。糖質置換の説明を固定し、予防を保険中心で回しつつ物販を安定させたい医院に合う。

キシリトールガム ラミチャック はトライアル販売に向く

持ち運びと再封がしやすく、初回の導入に適する。小規格で在庫ロスを抑えたい医院に合う。

キシリトールガム 1粒パック は受付配布で行動変容を起こしやすい

大容量で1粒配布の運用に向く。対象基準を決め、配布コストを可視化して回したい医院に合う。

キシリトール咀嚼チェックガム は評価用ツールとして価値を持つ

色変化で咀嚼評価ができるとされ、説明と動機づけに使える。販売ではなく検査と指導の質を上げたい医院に合う。

オーラテクトガム 歯科専用 は歯周メインテナンスの提案に使いやすい

ユーカリ抽出物と茶カテキンの配合をうたい、歯科向けの提案を意識した製品である。嗜好が合う患者を見極め、継続提案をしたい医院に合う。

オーラテクトガム は特定保健用食品としての表示を持つとされる

歯垢の生成抑制と歯ぐきの健康維持をうたうとされ、説明短縮に寄与しうる。表示範囲を外さず、歯周治療の代替ではないことを明確にしたい医院に合う。

ブレスコントロールガム は口臭不安に寄り添う補助線である

口臭対策を訴求し、シュガーレスとして運用しやすい。原因評価を主役に置き、補助として物販を組み込みたい医院に合う。

バイオガイア プロデンティスチューインガム は乳酸菌入りを特徴とする

生きた乳酸菌入りとされ、噛む時間の提案がある。継続設計と価格の折り合いを付け、自費予防プログラムに組み込みたい医院に合う。

しまじろうのキシリトールタブレット は小児の行動変容に強い

小児が噛みやすい大きさとかたさに配慮したとされる。年齢確認と摂取方法を徹底し、保護者説明を強化したい医院に合う。

キシリトールタブレット はガム習慣がない層に提案しやすい

舐めるだけで口に広がる訴求で、治療中にも使いやすい。矯正中や咀嚼が難しい患者の選択肢を一本化したい医院に合う。

ラクデント プロ は加熱処理乳酸菌の健康補助を訴求する

加熱処理乳酸菌L-137をうたい、菌数を訴求するとされる。口腔衛生の主役に置かず、健康補助として説明を短く統一したい医院に合う。

バイオガイア チャイルドヘルス は高価格帯の健康補助食品である

30カプセル×5箱の規格で高単価である。対象を絞り、ニーズが明確なケースに限定して提案したい医院に合う。

バイオガイア バイオブレス はラクトフェリン食品として位置づく

口臭や口腔乾燥が気になる層を想定するとされる。ドライマウス評価と生活指導に連動させたい医院に合う。

ガム メディカルドロップ は携帯性で清潔維持を支援する

携帯しやすいドロップ形状で、清潔維持や口臭除去をうたうとされる。薬用と誤認されない説明に統一し、外出時の補助として提案したい医院に合う。

ガム オーラルヘルスタブレット は表示範囲を守る運用が前提である

歯ぐきの健康維持をうたうとされ、低単価で回転を作りやすい。表示範囲を外さず、歯周治療の代替ではない説明を徹底したい医院に合う。

ダエキのチカラ は唾液を意識させる噛むサプリである

噛むサプリという位置づけで、乾燥の相談に提案しやすい。背景評価を行い、生活指導の一環として使いたい医院に合う。

エンジョイクリミール は栄養補助飲料として高齢者ケアに寄与しうる

栄養補助飲料で味の選択肢が多い。摂食嚥下と栄養相談の導線がある医院で導入価値が出やすい。

リステリン ウォータリータブレット は爽快感の補助を目的とする

噛むタブレットとして爽快感を訴求する。マスキングの補助に留め、原因整理の導線を守りたい医院に合う。

キシリストーン はキシリトール100%のキャンディである

キシリトールだけで作られたとされ、ガムが難しい層の代替になる。だらだら摂取を避ける指導とセットにし、受付単品を置きたい医院に合う。

よくある質問(FAQ)

Q 口腔衛生用食品はどの患者に勧めると失敗が少ないか
A 食後に歯磨きできない時間帯がある人や間食が多い人など、介入点が明確な患者ほど失敗が少ない。口臭や乾燥の不安が行動を阻害している場合も提案が通りやすい。

Q ガムとタブレットはどう使い分けるべきか
A ガムは唾液刺激が得やすい一方、矯正中や咀嚼が難しい患者ではタブレットが選びやすい。小児は年齢確認と誤嚥配慮が前提である。

Q 院内販売で在庫が動かない原因は何か
A 取扱点数が多すぎて説明が長くなり、結果として誰も勧めなくなることが多い。目的別に絞り、同じ文言で説明できるラインに統一すると回転が戻りやすい。

Q 特定保健用食品と書かれている製品は歯科でどう説明すべきか
A 表示できる範囲の文言に沿って説明し、歯周治療やう蝕治療の代替ではないことを明確にする。食品としての行動支援に位置づけると誤解が減る。

まとめ

口腔衛生用食品は、成分の優劣よりも患者の生活行動に入り込めるかで価値が決まる。目的別に製品を絞り、説明文言と配布導線を標準化することが、患者満足とROIを同時に押し上げる。