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歯科器材の舌ブラシとは?特徴やメーカー、規格/値段の違いなど、おすすめ20選を徹底比較!

歯科器材の舌ブラシとは?特徴やメーカー、規格/値段の違いなど、おすすめ20選を徹底比較!

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歯科器材の舌ブラシとは?特徴やメーカー、規格/値段の違いなど、おすすめ20選を徹底比較! 開業してしばらくすると、口臭が気になるという主訴が外来の定番になる。 歯周病の管理をしても本人の納得が得られないとき、視線は舌へ向く。 舌苔は見えるため説明がしやすい反面、患者が強くこすって粘膜を荒らしやすいのも現場のあるあるである。

舌ブラシは単価が小さく見えるが、患者教育と物販の設計次第で診療の質と収益の両方に効く。 一方で、製品の形状や素材の違いを理解せずに勧めると、嘔吐反射や舌のヒリつきで継続率が落ちる。 本稿は舌ブラシの選定軸を臨床と経営の両面で整理し、国内で入手しやすい製品20点を同じ物差しで比較する。

比較サマリー表(早見表)

表は方式と包装で大枠を決め、次に患者の継続性と院内導線で絞るのが速い。 単価差よりも、説明のしやすさと継続率がチェアサイドの時間を左右する。 物販を前提にするなら包装数量と色規格が在庫の回しやすさに直結する。

製品名メーカー方式主な適応規格と包装定価目安タイム効率保守と供給
舌フレッシュジーシーブラシと受け皿口臭相談、指導デモ10本入6,600円幅広めで回数を減らしやすい消耗品、色1種の記載あり
舌ケアプレミアム松風極細ブラシ低侵襲重視、継続支援1本または24本2,460円絡め取る設計で往復を抑えやすい消耗品、色4種
ハイザック舌ブラシビーブランドメディコーデンタル微細毛ブラシペースト併用提案12本入6,000円舌乳頭間を狙う設計消耗品、併用品管理が必要
ペロリーナヨシダ凹凸両面ヘッド配布、導入の入口12本入540円当て所が分かりやすい消耗品、色アソート
クラブロックス 舌ブラシヨシダヘラ状ブラシ短時間で形を作る12本入12,960円掻き出し主体で短時間化消耗品、水洗い前提の説明
バトラー やさしい舌ブラシサンスターブラシとラバー定番物販、幅広い患者12本入2,988円二素材で情報量が多い消耗品、抗菌フィラメントの記載
TePe GOOD タングクリーナークロスフィールド3列ヘラセルフケア簡素化14本入7,700円広く触れやすく回数を抑える消耗品、樹脂系
フレッシュメイトソフト亀水化学工業 デントケアカバー付きブラシ介護、高齢者ケア6本入4,560円保持構造で飛散を意識消耗品、独特形状
タングメイト亀水化学工業 デントケア極細フィラメント舌乳頭間を狙う6本入3,060円軽圧でも触れやすい消耗品、ケースなし規格あり
オーラルメイト亀水化学工業 デントケア極細ブラシ単品導入、継続提案1本480円初回提案がしやすい消耗品、発注点管理が重要
舌クリーナーピヤスブラシとヘラ指導の標準化1本380円役割分担が明快消耗品、サイズ表記あり
キレイで舌オーラルケア多本数極細毛繊細な患者、低侵襲1本880円面で絡め取り負担を下げる消耗品、色2種
ハリタ舌クリーナーモモセ歯科商会 ニッコーヘラ手技の単純化1本700円短時間で終えやすい消耗品、プラスチック素材
クリンタンビーエスエーサクライ刺激形状習慣化のきっかけ1本2,000円ルーチン化を狙う消耗品、サイズ表記あり
タングッドプレミアムプラスジャパン凸凹ヘッド配布と物販の両立20本入3,000円多数配布で導入を加速消耗品、色アソート
デンタルプロ 舌ブラシ内外歯材 デンタルプロ柔らか素材とスプーン低単価の定番10本入1,080円回収の可視化がしやすい消耗品、柔らか素材の説明
ゼクリンMOREシーアイメディカルブレードとブラシ携帯、介護12本入公開情報なし短時間で掻き出しと保持消耗品、ケース付きの説明
LA-160 舌ブラシラピス超極細毛ブラシ低侵襲、幅広い年齢5本入公開情報なし高密度毛で軽圧を狙う消耗品、寸法材質の公開情報
舌みがきスムーザーW-1シキエン両面ループ繊維嘔吐反射対策、継続1本公開情報なし凹凸両面で当て所を変える消耗品、シリーズ多数
ガム歯周プロケア 舌ブラシサンスターブラシとヘラ入手性重視、指導1本公開情報なし幅広ヘッドで回数を抑える消耗品、流通が広い

表の見方は、まず方式で指導難易度を見積もり、包装で院内導線を決めることである。 同じ価格帯でも継続率が上がれば、口臭相談の説明時間が短くなりやすい。 在庫は多品種にしない方が教育と発注が安定する。

舌ブラシの基礎と適応

この節の目的は、舌ブラシをいつ誰に勧めるかを整理し、不要なトラブルを減らすことである。 舌清掃は万能薬ではなく、適応と手技が外れると不快症状が先に立つ。 だからこそ器材選びと同時に、説明文とデモの型を整える必要がある。

舌苔ケアがハマりやすい臨床シーン

口臭訴えの患者は、見える原因への納得を求める傾向がある。 舌苔が厚いときは清掃の介入で満足度が上がりやすいが、原因が舌だけとは限らない。 歯周炎、齲蝕、ドライマウス、補綴物の清掃性などの評価と並走させるのが安全である。

手技の基本と、患者が失敗しやすいポイント

舌は奥から手前へ軽く引く動きが基本である。 こすり過ぎは舌乳頭の痛みや味覚の違和感につながるため、回数を決めて短時間で終える設計がよい。 ブラシ面に汚れが見える製品は動機づけに使えるが、見えるからこそ強圧になりやすい点に注意が要る。

禁忌に近い状態を先に除外する

舌が荒れている、潰瘍がある、強い嘔吐反射がある場合は無理に勧めないのが基本である。 まずは保湿、粘膜管理、ブラッシング圧の是正を優先し、舌清掃は落ち着いてから段階的に戻す。 院内で推奨する頻度と圧の基準を、スタッフ全員で揃えることがクレーム予防になる。

【項目別】比較するための軸

この節の目的は、形状や素材の差が臨床アウトカムと医院収益にどう効くかを言語化することである。 舌ブラシは診療室内で完結せず、患者の自宅で成果が決まる器材である。 だから選定軸は清掃力だけでなく、再現性と継続性に重心を置く必要がある。

清掃方式の違いが結果と快適性を分ける

ブラシ主体は絡め取りで低侵襲を狙う

極細毛やループ繊維は、舌乳頭間の付着物を絡め取る設計が多い。 軽圧でも触れやすく、痛みの訴えが出にくい一方で、乾燥が強い患者では摩擦感が出ることがある。 ジェル併用や保湿指導と組み合わせると、継続率が上がりやすい。

ヘラやブレード主体は短時間で形にしやすい

ヘラや段差ブレードは、短いストロークで舌面を掃きやすい。 ただし角が立つ設計は強圧になりやすく、粘膜が弱い患者では違和感が先に出ることがある。 嘔吐反射が強い患者ではヘッドの厚みと長さが壁になるため、小さめの規格を優先したい。

ヘッド寸法とハンドル長は、説明コストを左右する

幅広ヘッドは回数を減らせる反面、奥に入れると反射を誘発しやすい。 ロングハンドルは介護者の操作性に寄与するが、患者自身には持て余すことがある。 院内でデモに使うなら大きめ、物販で自己管理させるならコンパクトという分け方が現実的である。

素材と洗浄はクレームとリピートに効く

舌ブラシは基本的に患者の個人使用であり、滅菌運用の対象にしない設計が多い。 水洗いと乾燥が前提の製品が多いため、保管方法の指導を怠るとにおい残りで離脱する。 乾燥まで含めた指導ができると、継続率が読みやすい。

経営効率は物販単価より、診療時間の短縮で見積もる

舌ケアの指導が定型化すると、口臭相談の再来理由が整理され、説明の手戻りが減る。 衛生士のOHIが短くなると、同じ枠でスケーリングやSPTを回しやすくなる。 舌ブラシのROIは、単価差ではなく標準化による時間創出で評価するのが堅実である。

【製品別】製品ごとのレビュー

この節の目的は、各製品の強みと弱みを短時間で見抜き、自院の診療スタイルに当てはめることである。 同じ舌ブラシでも、狙っている患者像と導入導線が違う。 価格や規格は改定があり得るため、最終判断は取扱先の表示で照合する前提である。

舌フレッシュ は極細毛と受け皿形状で説明しやすい

ジーシーの舌フレッシュは極細毛と受け皿状の形で、舌苔の回収を視覚化しやすい設計である。 10本入のため、初回指導で渡して継続購入へつなげる導線を作りやすい。 強圧になりやすいので、軽圧で回数を制限する説明をセットにしたい。

舌ケアプレミアム は極細ナイロンで絡め取りを狙う

松風の舌ケアプレミアムは極細ナイロン繊維の構造で、舌乳頭間の汚れを絡め取る設計とされる。 両面仕様の説明があり、当て所を変えながら短時間で終えやすい。 患者が力を入れにくいよう、鏡の前で手前へ引く動作を徹底させるとよい。

ハイザック舌ブラシ はブラシ配列と専用ペースト提案が特徴である

ハイザック舌ブラシは微細毛とブラシ配列で、舌を傷つけにくい説明がある。 別売りの専用ペースト併用の提案があるため、口臭相談をセット商品として設計したい医院に向く。 一方で併用品の在庫管理が増えるので、導入前に物販棚の回転を試算したい。

ペロリーナ は凹凸両面ヘッドで当て所を教えやすい

ペロリーナは舌の表面と側面を意識した凹凸両面ヘッドの説明がある。 色アソートで配布しやすく、低単価帯で試し買いの心理的ハードルを下げやすい。 欠点は安価ゆえに雑な使い方になりやすい点で、痛みが出たら中止の指示を必ず添える。

クラブロックス 舌ブラシ はヘラ形状で短時間の清掃を狙う

クラブロックスの舌ブラシはヘラ状で舌苔を掻き出す設計の説明がある。 短時間で形を作りやすく、忙しい保険中心の医院で指導時間を短縮しやすい。 粘膜が弱い患者では違和感が出やすいので、圧の基準を厳密に伝える必要がある。

バトラー やさしい舌ブラシ はブラシとラバーの二段構えである

バトラー やさしい舌ブラシはブラシとラバーの組み合わせで、汚れを浮かせて回収する設計の説明がある。 汎用性が高く、物販の定番として置きやすい価格帯である。 患者がつい往復しやすいので、奥から手前へ数回で終えるルールを渡したい。

TePe GOOD タングクリーナー は3列の清掃面で広く触れやすい

TePe GOOD タングクリーナーは3列の清掃面という説明があり、1回のストロークで舌面を捉えやすい。 手技が単純で、セルフケアが苦手な患者にも教えやすい。 ヘラ主体のため、舌が乾燥している患者では摩擦感が出ることがあり、保湿と併用したい。

フレッシュメイトソフト はカバー構造で舌苔の保持を意識する

フレッシュメイトソフトは掻き取った舌苔をカバー内面に蓄える設計の説明がある。 介護や高齢者の口腔ケアで、飛散や誤嚥リスクへの配慮を重視したい場面に向く。 器具が独特なので、導入時はスタッフが実演して圧と角度を統一したい。

タングメイト は極細フィラメントで舌乳頭間を狙う

タングメイトは極細ナイロンフィラメントで、舌乳頭間に入りやすい説明がある。 ケースなし規格があり、施設配布やまとめ購入でコストを読みやすい。 細毛は乾燥舌で刺激になり得るため、まず回数を少なく始める指導が安全である。

オーラルメイト は1本売りでリピート導線を作りやすい

オーラルメイトは1本単位で導入しやすく、口臭相談の初回に提案しやすい。 極細ブラシで舌ヒダ内の清掃を支援する説明がある。 単品物販は在庫切れが機会損失になるため、発注点のルール化が重要である。

ピヤス舌クリーナー はブラシとヘラの役割分担が明快である

ピヤスの舌クリーナーはブラシで隙間を、ヘラで表面をという説明がある。 教える内容が単純で、スタッフ間の説明ブレを減らしやすい。 患者がヘラ側で強圧になりやすいので、痛みが出たら中止という安全弁を明確にする。

キレイで舌 は極細毛の多本数で低侵襲を狙う

オーラルドクター「キレイで舌」は極細毛を多本数使う設計という説明がある。 舌乳頭を傷つけにくい方向性で、繊細な患者に提案しやすい。 単価は中程度で、継続購入の納得を得るにはデモで触感を体験させたい。

ハリタ舌クリーナー はへら状で手技が単純である

ハリタ舌クリーナーはへら状で舌の汚れを効率的に除去するという説明がある。 歯ブラシのように磨くよりも、軽く引く動きに限定しやすい。 へらは粘膜刺激になりやすいので、口内炎傾向の患者では慎重に適応を選ぶ。

クリンタン は舌への刺激を意識した形状である

クリンタンは先端径のある形状で、舌への刺激を取り入れた説明がある。 舌清掃を習慣化したい患者で、ルーチンを作る支援として使いやすい。 唾液分泌などの効果を断定せず、あくまで清掃のきっかけ作りとして位置付けたい。

タングッド は20本アソートで配布と物販を両立しやすい

タングッドは20本アソートで、院内配布やキャンペーンに使いやすい。 凸凹形状のヘッドで舌面の汚れを捉える説明がある。 単価を下げて数を出す設計に向くが、指導が浅いと離脱も増えるため注意が要る。

デンタルプロ 舌ブラシ は柔らか素材とスプーン部を組み合わせる

デンタルプロ 舌ブラシは柔らかい素材で、舌を傷つけにくい説明がある。 スプーン部で除去物を受け止める設計のため、汚れの可視化がしやすい。 低単価で続けやすい反面、使い捨て感覚にならないよう交換目安を伝えたい。

ゼクリンMORE は3枚ブレードとケースで携帯性を意識する

ゼクリンMOREは高さの異なる3枚ブレードと、ケース付きの規格が公開されている。 全長132mmで、介護や外出時の携帯を想定した導線に載せやすい。 ブレード主体は圧が上がりやすいため、軽圧で短時間という使い方を徹底したい。

LA-160 舌ブラシ は超極細毛と寸法情報が揃っている

LA-160は高密度植毛の超極細毛という説明があり、寸法と材質の公開情報がある。 全長128mmで、成人から小児まで使いやすいという位置付けがしやすい。 価格は公開情報なしのため、仕入れ条件と物販マージンを導入前に確認したい。

舌みがきスムーザーW-1 は凹凸両面で舌形状に合わせやすい

W-1は凹凸両面仕様で舌の形状にフィットさせる設計の説明がある。 価格帯のバリエーションがあり、1本から導入して反応を見やすい。 シリーズが多いぶん説明が散りやすいので、院内推奨品を1つに絞るのがよい。

ガム歯周プロケア 舌ブラシ は入手性を重視した運用に向く

ガム歯周プロケア 舌ブラシはブラシとヘラの両面仕様で、用途の切り替えを説明しやすい。 流通が広く、患者が院外で同等品を入手できる点は継続の追い風になる。 院内物販の差別化は別導線で補い、指導内容の統一を最優先にしたい。

導入設計とROIの考え方

この節の目的は、舌ブラシを単発の物販ではなく、 予防管理の仕組みに組み込んでROIを回収することである。 数百円の差より説明時間の差で回収する発想が必要である。

患者教育の導線を先に作る

初回は診療室でデモを行い 圧と回数を数値で決めるのがよい。 次回来院時に舌の状態と継続状況を聞き取り、必要なら方式を変える。

物販の損益は回転と在庫で決まる

高単価品は粗利が出ても回転が遅いと棚が死ぬ。 低単価品は出数が増えるが、説明が浅いと離脱も増えクレームコストが上がる。 包装数量が多い製品はキャンペーン向き、単品は継続購入向きという使い分けが現実的である。

よくある質問(FAQ)

この節の目的は、 導入後に出やすい疑問を整理し、院内の説明を揃えることである。 個別症例は診査が前提であり、ここでは一般的な運用の考え方をまとめる。

Q 舌ブラシは毎日使わせるべきか A 舌は粘膜であり、強い摩擦は痛みや違和感につながる。 まずは1日1回程度の短時間から始め、症状や舌の状態に合わせて頻度を調整する設計が安全である。

Q ブラシタイプとヘラタイプはどちらがよいか A 継続性と低侵襲を優先するならブラシ主体が扱いやすいことが多い。 短時間で形を作りたいならヘラやブレード主体が向くが、強圧になりやすいので指導の精度が要る。

Q 口臭の訴えが強い患者に舌ブラシだけ渡してよいか A 舌苔は一因になり得るが、歯周炎やドライマウスなど他の因子も多い。 原因評価と並走し、舌ブラシはセルフケアの一部として位置付けるのが無難である。

Q 物販にする場合、どの価格帯が失敗しにくいか A 低単価帯は試しやすく回転が出るが、説明不足で離脱も増えやすい。 中価格帯を定番にしてデモで価値を体験させ、補助的に配布用の低単価帯を持つ構成が回りやすい。