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歯科機器の溶解材&清掃材(診療)とは?特徴やメーカー、規格/値段の違いなど、おすすめ20選を徹底比較!
歯科診療室の清拭は、患者が入れ替わるたびに発生する小さな作業である。しかし積み重なると、感染対策の実効性だけでなく、ユニット外装の劣化速度やスタッフの疲弊、予約枠の回転にまで影響する。現場で「どれでも同じ」と判断した瞬間に、材質不適合や希釈ミス、在庫切れが起きる。
本稿は、溶解材と清掃材を臨床運用と経営の両面から比較するための軸を整理し、入力データに含まれる製品を横並びで検討できる形にまとめる。薬事区分や成分濃度など入力にない項目は情報なしとして扱う。
比較サマリー表(早見表)
この節の目的は、院内の清拭をどの製品で回すかを短時間で当たりを付けることである。用途ゾーン、運用の手間、使用液単価の目安を同時に見ると、自院に合う組み合わせが見えやすい。
| 番号 | メーカー | 製品名 | 主用途の想定 | 使い方の想定 | 規格 | 定価 | 使用液1L換算の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ジーシー | サラサイド | 環境表面の清拭 | 原液使用の想定 | 500mL | 1650円 | 3300円 |
| 2 | ジーシー | プロベスト バイオサニタイザーⅡ 480mL | 環境の除菌洗浄 | 希釈使用の想定 | 480mL | 1980円 | 4125円 |
| 3 | ジーシー | プロベスト バイオサニタイザーⅡ 500mL | 除菌液 | 8倍希釈の記載 | 500mL | 3800円 | 950円 |
| 4 | モリタ/ジェイエムエンジニアリング | マザック レザークリーン 泡トリガー付 250mL | 多目的洗浄 | 約10倍希釈の記載 | 250mL | 2000円 | 800円 |
| 5 | モリタ/ジェイエムエンジニアリング | マザック レザークリーン 泡トリガー付 500mL | レザー清掃 | クリーム状の記載 | 500mL | 1000円 | 2000円 |
| 6 | 日本アイエスケイ | ファスターバスター | 除菌と消臭 | スプレー使用の想定 | 300mL | 2200円 | 7333円 |
| 7 | ヨシダ | DCデンタ エタノール 1.8L | 院内の抗菌と除臭 | 移し替え使用の想定 | 1.8L | 5700円 | 3167円 |
| 8 | ヨシダ | DCデンタ エタノール 400g | 院内の抗菌と除臭 | スプレー使用の想定 | 400g | 2580円 | 情報なし |
| 9 | ヨシダ | Etak in フルプロテクションZERO 5L | アルコール除菌 | 原液使用の想定 | 5L | 58000円 | 11600円 |
| 10 | ヨシダ | Etak in フルプロテクションZERO 4L | アルコール除菌 | 原液使用の想定 | 4L | 情報なし | 情報なし |
| 11 | ヨシダ | Etak in フルプロテクションZERO 2L | アルコール除菌 | 原液使用の想定 | 2L | 情報なし | 情報なし |
| 12 | ヨシダ | ドミソール HydroAg+ スプレー | 次亜塩素酸水の生成 | 水と塩で生成の記載 | ドミソール101 | 2480円 | 情報なし |
| 13 | ヨシダ | ドミソール HydroAg+ スプレー 480mL | アルコール除菌 | スプレー使用の想定 | 480mL | 6800円 | 14167円 |
| 14 | ヨシダ | ユニット除菌クリーナー 500mL | ユニット周りの除菌洗浄 | スプレー使用の想定 | 500mL | 2970円 | 5940円 |
| 15 | ヨシダ | ユニット除菌クリーナー 4L | ユニット周りの除菌洗浄 | 詰替の想定 | 4L | 情報なし | 情報なし |
| 16 | デュールデンタルジャパン | FD-333 フォルテ | 表面のクイック除菌 | 耐性材に使用の記載 | 1L/2.5L | 7300円 | 7300円 |
| 17 | デュールデンタルジャパン | FD-360 レザーケア | 合成皮革の洗浄と保護 | ケア剤の想定 | 500mL | 11600円 | 23200円 |
| 18 | デュールデンタルジャパン | FD-366 センシティブ | 敏感表面の除菌洗浄 | 除菌洗浄液の想定 | 2.5L | 5900円 | 2360円 |
| 19 | ネクステラ | サーフェックス | 環境清拭の洗浄と除菌 | 500mL用の溶解使用 | 8.5g×100 | 52000円 | 1040円 |
| 20 | 太平化学産業 | アグサTBS錠 | 塩素溶液の調製 | 錠剤溶解の記載 | 100錠 | 4820円 | 情報なし |
表は、用途ゾーンと使い方の想定を先に揃えると選びやすい。使用液1L換算は、希釈型と原液型のコスト感を同じ物差しで見るための目安である。同名で説明が異なる製品があるため、購入時は用途と型番の照合が前提である。
溶解材&清掃材(診療)の定義と導入判断
このカテゴリの溶解材と清掃材は、環境表面や外装に付着した汚れを落とし、必要に応じて除菌まで含める日常運用の薬剤群である。滅菌の代替ではなく、滅菌や消毒の前提となる清拭の再現性を上げる役割である。
導入判断は、清拭対象をユニット周り、レザーや樹脂など敏感材、待合やバックヤードの広い面に分けて考えると迷いにくい。同一薬剤で全てを賄うと、どこかで材質か作業時間の無理が出る。
経営面では、薬剤単価より作業時間の変動が支配的である。清拭が1回30秒延びるだけで、日計では数十分になり得る。逆に導線が整えば、薬剤費が少し上がっても人件費換算では得になる。
【項目別】比較するための軸
この章の目的は、自院に合う選定基準を作り、導入後に迷わない状態を作ることである。薬剤の強弱ではなく、材質適合と導線と再現性を揃えると、臨床の安全策と経営効率が同時に上がる。
成分系統と材質適合
アルコール系、第四級アンモニウム塩系、塩素系などは、得意な使いどころと材質影響が異なる。臨床では皮膚刺激や臭気、金属腐食、レザー劣化が論点になり、経営では修理と更新の費用に直結する。
レザーと樹脂はアルコール耐性が分岐点である
レザーや一部樹脂は、アルコールの頻回使用で艶引けやひび割れが進むことがある。レザー専用のケア剤や敏感表面向けの除菌洗浄液を別建てにすると、長期の外装コストを抑えやすい。短期の薬剤費だけで判断すると逆転しやすい。
希釈運用と作業導線
希釈タイプは使用液単価が下がりやすいが、希釈倍率の管理が品質になる。チェアサイドで完結させるのか、作成場所を集約するのかで、ボトルとラベル運用が変わる。
希釈管理が曖昧だと再現性が落ちる
計量が曖昧になると、性能と材質負荷がぶれる。作成日時と廃棄ルールが回らない医院では、原液型で品目を絞った方が結果として安定する。希釈は、回る仕組みが作れた範囲で取り入れるのがよい。
供給性と標準化のしやすさ
品目数が少なく用途が明確だと、スタッフが迷わず再現性が上がる。同名で説明が複数ある製品や、専用資材が必要な運用は、教育と発注の負荷が上がる。医院規模に合わせて、最適化と単純化のバランスを取る。
トータルコストとROIの見積もり方
費用対効果は、使用液単価だけでなく、チェアタイム短縮と再清拭の減少、外装劣化の抑制で決まる。触れる回数が多い部位ほど、単価の高い薬剤でも集中投下の意味が出やすい。逆に使いどころが曖昧だと、単価の高低に関係なく投資が死ぬ。
【製品別】製品ごとのレビュー
この節の目的は、各製品の強みと弱みを臨床と経営の言葉に翻訳し、自院に合うかを判断できる状態にすることである。製品説明の範囲を超えて効果を断定せず、運用条件が不明な点は情報なしとして扱う。
サラサイド は環境表面での清拭を想定した第四級アンモニウム塩系である
ベンザルコニウム塩化物が有効成分として示され、ユニットや器具類など環境表面での使用が想定される。原液運用で標準化しやすい一方、接触時間や材質適合は情報なしのため院内手順はメーカー資料で補完が要る。
プロベスト バイオサニタイザーⅡ 480mL は洗浄と除菌を同時に狙う希釈設計である
第四級アンモニウム塩と両性界面活性剤、防錆剤の記載があり、ユニット周りの清拭を希釈で回す思想である。希釈導線が整う医院ほど、作業の再現性とコストの両方を作りやすい。
プロベスト バイオサニタイザーⅡ 500mL は同名差があるため院内で一本化したい
8倍希釈で使用し乾燥後も効果が持続するといった説明で、同名の別説明が存在する。採用時は、どちらを扱うかを院内で一本化し、ラベルと保管場所を分けて混在を防ぐべきである。
マザック レザークリーン 泡トリガー付 250mL は希釈で広い面を回す多目的洗浄である
約10倍に希釈して塗布する想定で、面積のある清掃に向く。希釈の再現性が担保できる医院では、使用液単価を下げやすい。除菌範囲と材質適合は情報なしのため、まず限定箇所で運用を固めたい。
マザック レザークリーン 泡トリガー付 500mL はクリーム状で飛散を抑えたい場面に向く
のばしやすいクリーム状とされ、レザーを含む各種表面の汚れ落としを想定する。液体スプレーより飛散しにくく、患者動線が近いユニットで扱いやすい。拭き取り工程が増えると時間が延びるため、使う頻度を決めておくとよい。
ファスターバスター は二酸化塩素による除菌と消臭を狙うスプレーである
二酸化塩素のスプレーとして、除菌と消臭、安全性、保存性が説明されている。臭気対策を重視する医院では検討しやすいが、噴霧は曝露と材質影響が論点になり得る。使用場所と換気、清拭との役割分担を先に決めたい。
DCデンタ エタノール 1.8L は供給安定と移し替え運用を重視する大容量である
スプレー容器への移し替えを前提にした大容量で、使用頻度が高い医院の発注点数を減らしやすい。アルコールは材質適合が分岐点になるため、レザーや柔らかい樹脂には別系統を併用すると事故が減る。
DCデンタ エタノール 400g は設置点を分散して導線を短くしたい医院に向く
同じく院内で幅広く利用できるとされるが、重量表記のため単価換算は情報なしである。小容量は複数箇所に置きやすく、取りに行く時間を減らせる。導線短縮で投資回収を考えると意思決定が早い。
Etak in フルプロテクションZERO 5L は固定化という発想で触れる部位に寄せたい
除菌成分の第四級アンモニウム塩と固定化成分の記載がある。触れる回数が多い部位に用途を絞ると、清拭頻度と体感の両方を設計しやすい。価格帯は高めのため、対象面積を広げ過ぎないのがコツである。
Etak in フルプロテクションZERO 4L は大容量運用の管理力がある医院向けである
4L包装の定価は情報なしである。大容量は詰替が増えやすく、容器統一と補充ルールがないと混乱する。補充担当を固定しない仕組みまで作れる医院で選びやすい。
Etak in フルプロテクションZERO 2L は小回りを優先した在庫設計に向く
2L包装の定価は情報なしである。小容量は持ち運びと保管が容易で、清拭ポイントを増やしやすい。高単価系は置き過ぎるとロスが増えるため、使用量の見える化とセットで導入したい。
ドミソール HydroAg+ スプレー は次亜塩素酸水を院内で生成する方式である
水と塩で生成できるという説明である。購買面では薬剤の運搬と保管を減らせる一方、濃度管理と機器保守が追加業務になる。誰がいつ作り、どこに使うかが決まらないと形骸化しやすい。
ドミソール HydroAg+ スプレー 480mL はアルコールと銀系で持続除菌を狙う
アルコールと銀系抗菌剤で持続除菌を可能にしたとされる。同名で生成方式の製品もあるため、呼称と保管場所を分けないと混乱しやすい。ライトハンドルなど高頻度接触部位に絞ると経営判断がしやすい。
ユニット除菌クリーナー 500mL はユニット周辺を広くカバーする除菌洗浄である
ユニット周りや診療室空間、待合の除菌と洗浄を想定する。汎用性が高いほど便利だが、材質適合の確認が不足すると外装劣化につながる。使う場所を決めて標準化すると失敗が減る。
ユニット除菌クリーナー 4L は詰替でコストを下げつつ事故を防ぐ設計が要る
4L詰替の定価は情報なしである。詰替は単価が下がりやすい反面、補充の属人化とこぼれ事故が増える。補充頻度と責任分担を先に決めると運用が安定する。
FD-333 フォルテ はアルコール耐性材のクイック除菌に用途を限定できる
アルコール耐性材質の除菌に使用すると記載されるため、適用範囲が分かりやすい。耐性材に寄せてスピードを取りたい医院に向く。レザーが多いユニットでは、別系統の併用が前提になる。
FD-360 レザーケア は合成皮革の洗浄と保護を周期作業に落としたい
合成皮革を洗浄しケアする製品で、材質を傷めないとされる。レザーの劣化は清拭性の低下にもつながるため、予防保全として意味がある。日常除菌とは分け、週単位など周期を決めると時間が読みやすい。
FD-366 センシティブ は敏感表面向けの除菌洗浄として位置付けやすい
敏感な表面清掃のために開発した除菌洗浄液とされる。強いアルコールが使いにくい樹脂やレザーで選択肢になる。容量が大きいため、拭き取り用の容器運用まで標準化できる医院に向く。
サーフェックス は小分け粉末で希釈の再現性を確保しやすい
500mL用の粉末を溶かして使う設計である。小分けパックは希釈の再現性を担保しやすく、ボトル管理が苦手でも運用を揃えやすい。清拭面積と回数から月額を逆算すると導入判断が速い。
アグサTBS錠 は錠剤で塩素溶液を作り必要量を確保する
錠剤を溶解して用途に応じた塩素溶液を作れるとされる。保管性が良く、必要量だけ作れる点が強みになる。濃度設計や作り置きの可否は情報なしのため、希釈表と廃棄ルールを先に作りたい。
失敗しない運用設計とROIの考え方
購入後に使われなくなる最大要因は、製品ではなく運用である。置き場所が曖昧で、誰が補充するかが決まらないと、現場は最も手近なものだけを使う。結果として材質不適合とムラが増える。
運用は、患者ごとの清拭と終業後清掃で薬剤を分け、ユニット周りとレザー周りは分離するのが現実的である。スプレーを増やし過ぎると迷いが生まれるため、用途と色分けなどで識別性を確保したい。スタッフ教育は、言葉より実物と配置で勝つ。
ROIはチェアタイムで見ると速い。患者入替が1分短縮されれば、1日20人で20分である。そこに人件費換算と予約枠の余白が乗ると、薬剤単価差より運用差が支配的になる。
よくある質問(FAQ)
この節の目的は、導入前後に現場で迷いやすい論点を短く整理し、判断と運用を止めないことである。一般論としての考え方を示し、最終判断は各製品の表示やメーカー資料と院内手順で行う前提である。
Q 溶解材と清掃材はどこまで使い分けるべきか
A 汚れ除去が主目的か、除菌まで含めたいかで分けるのが筋である。ユニット周りは除菌洗浄系、レザーや敏感材は材質配慮型、広い面は希釈型といったゾーン設計が崩れにくい。
Q 希釈タイプは結局コストが安いのか
A 使用液単価は下がりやすいが、希釈管理が回らないとムラと再作業が増え、結果として高くつく。希釈表と作成日時、廃棄ルールを回せるなら有力であり、回せないなら原液型で品目を絞る方が安定する。
Q レザーが早く傷む医院で見直すポイントは何か
A 強いアルコールの頻回使用が疑われるなら、レザー周りは敏感表面向けの除菌洗浄とケア剤を組み合わせたい。清拭後の水拭きや乾拭きの有無でも差が出るため、手順書に明記して教育する必要がある。
Q 次亜塩素酸水の院内生成は導入価値があるか
A 購買面では運搬と保管を減らせるが、濃度管理と機器保守が追加業務になる。誰がいつ作り、どこに使い、作り置きをどう扱うかが決まらないと運用が形骸化しやすい。
Q 清拭はスプレーして拭くのと拭き上げ専用でどちらがよいか
A 飛散と曝露を考えると、必要量を布やワイプに付けて拭く方が管理しやすい場面が多い。スプレーを使う場合でも換気と距離、使用箇所を決め、患者の目の前では誤解を生まない説明が必要である。
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