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新卒の歯科衛生士が履歴書を書くときのポイント

最終更新日

新卒で歯科衛生士の履歴書を書くときは、経験が少ないぶん、基本の整え方と伝え方で差がつきやすい。逆に言えば、作法を押さえれば、内容は十分に強くできる。

このページは、資格欄の書き方、志望動機と自己PRの作り方、写真や提出前チェックまでを、順番どおりに整えられるようにまとめた。

この記事で分かること

この記事の要点

まず押さえたいのは、新卒の歯科衛生士の履歴書は、経験の代わりに、学び方と姿勢が伝わる形に整えることだ。空欄や表記ゆれを減らすだけで、読み手の負担が下がる。

理由は、履歴書は単なる手続きではなく、採用側が判断材料にする書類だからだ。書き方の基本を外すと、それだけで中身に入る前に止まってしまうことがある。

下の表は、このページ全体の要点を短くまとめたものだ。今すぐ直したい場所がある人は、該当行から読めばよい。最初から作る人は上から順に使うと迷いにくい。

項目要点根拠の種類注意点今からできること
様式選び指定がなければ公的な様式例を使うと迷いにくい公的資料保護者欄がある古い様式は避ける使う様式を一つ決めて保存する
手書きかパソコン応募先の指示に合わせる。迷うなら読みやすさ優先公的資料修正の多い手書きは印象が落ちやすい求人票の指定を最初に確認する
資格欄今の状態に合わせて取得、合格、受験予定、取得見込みを使い分ける公的資料と実務まだ確定していないことは断定しない免許の状態を一行で書き出す
職歴欄新卒は空欄にしない。関連アルバイトは明記して載せる選択肢がある公的資料業務内容を誇張しない実習とアルバイトを分けて整理する
志望動機貴院を選んだ理由と自分の経験をつなぐ公的資料と実務学びたいだけで終わらせない医院の特徴を三つメモする
写真清潔感と鮮明さが最優先。最近撮影したものを使う公的資料と一般知識加工しすぎた写真は避ける写真の期限とサイズを確認する
本人希望欄空欄にしない。希望がないなら規定に従うと書く公的資料条件交渉は書きすぎない書く内容を一文で決める
提出前チェック誤字脱字と表記の統一、コピー保管で事故を減らす公的資料急いで使い回すと古さが出る提出前に声に出して読み返す

表は、上から順にチェックすると基本が漏れにくい構造になっている。特に新卒の歯科衛生士の履歴書は、資格欄と志望動機の比重が上がりやすいので、その行を重点的に見直すと効率がよい。

急いでいる人は、表の注意点の列だけを先に読んでもよい。最後に、今日やることの列を一つ選んで着手すると、作業が止まりにくい。

履歴書は相手に伝える道具だと捉える

まず、履歴書は正解の文章を当てるテストではなく、相手が面接で質問しやすいように情報を並べる道具だと考えるとよい。新卒でも、伝え方を整えれば十分に強みは出せる。

理由は、採用側は履歴書を見て、院内の業務に合うか、患者対応を任せられそうかを想像するからだ。読みやすくて矛盾がないだけでも、安心感につながる。

たとえば、臨床実習で学んだことを、できることとこれから伸ばしたいことに分けて書くと、経験が少なくても像が立つ。自己PRは性格の説明よりも、行動の場面を一つ入れると伝わりやすい。

注意したいのは、盛って書くと面接で矛盾が出やすい点だ。国家試験や免許の状態など、確定していないことは言い切らず、予定や見込みとして扱う。

最後に、履歴書で一番伝えたいことを一文で書き出し、その一文に合う実習の場面を一つ選ぶと書き始めやすい。

新卒の歯科衛生士が履歴書でつまずく基本と誤解

用語と前提をそろえる

まず、書き始める前に、履歴書でよく出る言葉の意味をそろえると、空欄や表記ゆれが減る。新卒の歯科衛生士の履歴書は、免許と実習の扱いで迷いが出やすい。

理由は、固有名詞を正式名称で書くことや、略し方を統一することが、読み手の誤解を防ぐからだ。公的な応募書類の案内でも、略記や省略を避ける考え方が示されている。

下の表は、履歴書で出やすい用語を、かんたんな意味と誤解の形で整理したものだ。困る例を読むと、自分の履歴書で起きそうなミスが見つけやすい。確認ポイントの列は、そのまま提出前チェックに使える。

用語かんたんな意味よくある誤解困る例確認ポイント
学歴学校で学んだ経歴途中の学校名を省略してよい学校名が略称で伝わらない正式名称で統一する
職歴就業した経歴アルバイトを全部書くべき学業中の短期バイトで欄が埋まる関連が強い場合だけ明記して載せる
免許取得見込みこれから取得する予定もう取得したと同じ扱い免許証がまだで取得と書く現状に合わせて受験予定や見込みを使う
志望動機応募先を選んだ理由学びたい気持ちだけでよいどこでも通る文章になる応募先の特徴を入れる
自己PR自分の強みの伝え方性格を並べればよい根拠がなく説得力が弱い実習や活動の場面を一つ入れる
本人希望欄条件や希望を書く欄空欄にしてよい雑に見える希望がない場合の一文を用意する
貴院歯科医院への敬称御社でもよい文書として不自然院向けの敬称に統一する

表は、誤解の列を読むと引っかかりポイントが早く見つかる。困る例の列に当てはまるものがあれば、確認ポイントの列を使って修正すればよい。

不安が強い人ほど、用語をそろえたあとに書くと一気に進む。最後に、学歴と資格欄だけでも先に埋めると、全体の骨格ができて迷いが減る。

様式選びで迷いを減らす

まず、応募先から指定がないなら、一般的な履歴書の様式か、公的機関が示す様式例を使うと迷いにくい。新卒の歯科衛生士の履歴書でも、特別な様式を用意する必要は基本的にない。

理由は、厚生労働省とハローワークが応募書類の作り方や履歴書の様式例を示しており、基本に沿うほど読み手の負担が減るからだ。古い様式の中には、保護者欄のように今の採用では扱いに注意が必要な項目があるため、避けたほうが安心なケースもある。

たとえば、A4の二つ折りの履歴書は、提出書類のサイズをそろえやすい。応募先が独自の様式を指定している場合は、その様式に合わせるほうがトラブルが少ない。

注意したいのは、古い履歴書を使い回すと、日付が古いまま残ったり、全体に使用感が出たりする点だ。指定がないときほど、様式を一つに決めて、毎回新しく作るほうが安全である。

最後に、応募先の求人票を見て、指定があるかどうかだけ先に確認し、なければ使う様式を一つ決めて保存する。

手書きとパソコンを選ぶ考え方

まず、手書きかパソコンかは、応募先の指定が最優先だ。指定がないときは、読みやすさと修正のしやすさで決めるとよい。

理由は、公的な応募書類の案内でも、手書きかパソコンかは応募先によって異なり、最近はどちらでもよいとする企業が多いと整理されているからだ。大事なのは手段ではなく、誤字脱字が少なく、読みやすい形に整えることである。

たとえば、手書きなら黒のボールペンや万年筆で、丁寧に書くと清潔感が出る。パソコンなら、文字の大きさと行間をそろえ、印刷しても読みやすいことを確認するとよい。

注意したいのは、手書きで間違えたときに修正液や修正テープで直すことだ。公的な案内では、修正の方法として書き直しを基本とし、修正テープなどでの修正は避ける考え方が示されている。

最後に、提出までの残り日数と、自分が一番ミスを減らせる方法を比べ、指定がなければ読みやすいほうを選ぶ。

こういう人は先に確認したほうがいい条件

提出方法と締切が決まると作業が早い

まず、履歴書を書く前に、提出方法が郵送か持参か、締切がいつかを決めると作業が止まりにくい。新卒の歯科衛生士の履歴書は、国家試験の時期と重なることもあり、締切が近いほどミスが出やすい。

理由は、提出方法によって必要書類が増えたり、日付の考え方が変わったりするからだ。ハローワークの資料でも、送付する場合は送付状を添える考え方や、写真の貼り方の注意が示されている。

たとえば、郵送なら封筒と送付状が必要になり、写真がはがれないように貼る工夫も必要だ。持参なら、折れや汚れを防ぐためにクリアファイルを使うと安心である。

注意したいのは、提出日がずれると履歴書の日付との整合が崩れる点だ。書いたあとに締切が変わった場合は、日付と提出方法を最初に見直すと事故が減る。

最後に、求人票や連絡メールを見て、締切と提出方法を一行でメモし、それを机の前に置いてから書き始める。

国家試験前後の資格欄で迷うとき

まず、資格欄は、今の状態を正確に書くことが最優先だ。新卒の歯科衛生士は、国家試験の受験前、合格発表後、免許申請後で書ける表現が変わる。

理由は、公的な応募書類の案内では、免許と資格は取得や合格の形で書くのが基本とされつつ、勉強中や試験待機中でも意欲のアピールとして明示して書けるとされているからだ。確定していないのに取得と書くと、事実関係の確認でつまずくことがある。

たとえば、受験前なら、歯科衛生士国家試験を受験予定と書き、受験月を書ける範囲で入れる。合格が分かっていて免許証の手続き途中なら、歯科衛生士免許は取得見込みや申請予定の形で書くほうが無理がない。免許証が交付された後は、歯科衛生士免許を取得と書ける。

注意したいのは、学校や自治体の手続きの流れで時期が前後する点だ。曖昧なときは、学校の先生や就職担当に、履歴書の表現を一度確認したほうが安心である。

最後に、自分の今の段階を受験前、合格後、免許証交付後のどれかに当てはめ、資格欄に書く一文を先に決める。

個人情報の扱いに不安があるとき

まず、履歴書は必要な情報だけを、読み手が確認しやすい形で書くのが基本だ。家族情報など、様式によっては書く内容に迷いが出る項目もある。

理由は、公的機関が示す様式例では、公正な採用選考の観点から、旧来の様式にあった保護者欄が付く履歴書の使用を避ける考え方が示されているからだ。必要な連絡先を明確にしつつ、不要な情報を増やさないほうが、誤解や不安が減る。

たとえば、現住所と連絡がつく電話番号、メールアドレスを分かりやすく書けば、採用側の確認は十分に進む。現住所と違う連絡先が必要な場合だけ、連絡先欄を使うとよい。

注意したいのは、応募先の指定を無視しないことだ。求人票や案内で提出書類の様式が決められている場合は、それに従い、疑問があれば事前に確認してから提出したほうが安全である。

最後に、使う履歴書の様式に迷いがある人は、公的な様式例に切り替えるところから始めると進めやすい。

新卒の歯科衛生士の履歴書を進める手順とコツ

手順を迷わず進めるチェック表

まず、履歴書は一気に完成させようとすると、志望動機で止まりやすい。最初に手順を決め、埋められる欄から埋めると作業が進む。

理由は、公的な応募書類の案内でも、作成後に読み返して誤字脱字を点検することや、身近な人に見てもらうことが勧められているからだ。流れに沿って書くほうが、見直しの回数が減りやすい。

下の表は、新卒の歯科衛生士が履歴書を仕上げるための手順を、つまずきポイントつきで並べたものだ。目安時間はあくまで目安なので、時間がない日は重要度の高い行から進めてよい。うまくいくコツの列は、そのまま短縮テクニックとして使える。

手順やること目安時間や回数つまずきやすい点うまくいくコツ
求人票を読む提出方法と締切と指定様式を確認5分指定を見落とす画面を印刷か保存してチェックする
様式を決める公的様式例か市販の履歴書を選ぶ10分様式が違うものを複数使う一つに固定する
基本情報を書く氏名住所連絡先写真欄まで埋める15分電話番号の桁違い一度声に出して読む
学歴を書く入学卒業を正式名称で記載15分西暦と和暦の混在どちらかに統一する
職歴を書く新卒は空欄にしない10分アルバイトを全部書く関連が強いものだけに絞る
資格欄を書く免許の状態に合わせて書く10分取得と見込みの混同今の段階を先に決める
志望動機を書く応募先の特徴と自分の経験をつなぐ30分どこでも通る文になる見学や実習の場面を一つ入れる
自己PRを書く強みを行動の場面で示す20分抽象語だけで終わる一場面一結論で書く
本人希望欄を書く空欄にしない5分条件を長く書きすぎる希望がなければ規定に従うと書く
見直しとコピー誤字脱字と表記統一と控え作成15分見直しを飛ばす声に出して読む

表の見方は、上から順に進めるだけで完成に近づく形になっている。特に新卒は、学歴と資格を先に固めると、志望動機に必要な材料が整理される。

時間がない人は、志望動機と自己PR以外を先に終わらせ、文章は下書きでもよいので形にすると進む。最後に、提出前の声出しチェックとコピー保存だけは、最短でもやっておくと安心だ。

志望動機は貴院の特徴と自分の経験をつなぐ

まず、志望動機は、応募先を選んだ理由と、自分がどう役立てるかを一つの流れで書くと伝わりやすい。新卒の歯科衛生士は、実習で見たことと、これから伸ばしたいことをつなぐと強くなる。

理由は、公的な応募書類の案内で、志望の動機やアピールポイントには、応募先を選んだ理由、自分の経験や能力、意欲の三点を盛り込む考え方が示されているからだ。学びたいだけの一方的な希望に寄りすぎると、説得力が弱くなりやすい。

たとえば、貴院を選んだ理由は、予防歯科に力を入れている、担当制で継続管理している、訪問歯科をしているなど、具体の特徴を入れる。次に、臨床実習で患者説明を工夫した経験や、感染対策を徹底した経験を一つだけ書き、その経験を貴院でどう活かすかで締めるとまとまる。

注意したいのは、医院名以外は入れ替えれば使える文章になることだ。見学で見た場面や、求人票に書かれた方針の言葉を一つ入れるだけで、個別性が出やすい。

最後に、応募先の特徴を三つメモし、そのうち一つと実習の一場面を線で結んでから文章にすると書きやすい。

新卒の履歴書でよくある失敗と防ぎ方

失敗パターンと早めに気づくサイン

まず、履歴書は内容より前に、基本のミスで落ちることがある。新卒の歯科衛生士の履歴書では、表記のゆれ、空欄、写真の古さが特に起きやすい。

理由は、公的な応募書類の案内で、略語や省略を避けること、誤字脱字を点検すること、コピーを残して面接前に確認することが勧められているからだ。基本が整っているだけで、採用側は中身に集中しやすくなる。

下の表は、よくある失敗と、早い段階で気づけるサインを整理したものだ。原因の列を読むと、なぜ起きたかが見え、次回の再発も防ぎやすい。確認の言い方は、応募先に問い合わせる必要が出たときに使える。

失敗例最初に出るサイン原因防ぎ方確認の言い方
学校名や法人名が略称高校名が短く書かれている正式名称を調べていない学校の正式名称を確認して統一学校名の正式表記を確認したい
西暦と和暦が混在年号の書き方が途中で変わる下書きのまま写すどちらか一方に統一して書き直す年号表記の指定はあるか確認したい
職歴欄が空欄職歴の欄が真っ白新卒は不要と思い込む空欄にせず新卒として整える職歴欄の記載方法を確認したい
資格欄で取得と見込みが混ざる免許取得と書いているが証明がない時期の整理不足現状に合わせて見込みや予定を使う免許の記載方法を確認したい
志望動機が抽象的どの医院にも当てはまる医院研究が不足求人票と見学の要素を一つ入れる貴院の特徴を教えていただきたい
自己PRが性格だけ明るいなどで終わるエピソード不足実習の一場面で示す自己PRで強調すべき点を相談したい
写真が古い服装や髪型が今と違う使い回し最近撮影した写真に差し替える写真の要件を確認したい
誤字脱字が残る同じ行で言い回しが崩れる見直し不足声に出して読み返す提出前に体裁を確認したい
本人希望欄が空欄欄が未記入書くことがないと思う規定に従うなど一文を書く本人希望欄の扱いを確認したい

表は、サインの列を先に見て、自分の履歴書に当てはまるかを確認すると速い。原因が分かったら、防ぎ方の列に沿って修正すればよい。

問い合わせは最後の手段にしたいが、どうしても不安が残るときは、確認の言い方のように短く聞くと負担が少ない。最後に、提出前に表の上から順に一度だけチェックすると、ミスの取りこぼしが減る。

写真と書式の基本で損をしない

まず、写真と書式は、内容の前に目に入るため、基本だけでも整える価値が大きい。清潔感と読みやすさが最優先である。

理由は、公的な応募書類の案内で、写真の撮り方や貼り方、身だしなみの注意が示されているからだ。筆記具は黒のボールペンや万年筆が基本で、修正を前提にしない書き方が勧められている。

たとえば、写真は正面上半身で無背景、鮮明に写っているものを使い、最近撮影したものにする。写真欄のサイズは履歴書の指定に合わせ、一般的には縦40mm横30mmが多いので、購入した履歴書の枠で確認する。貼るときはのりでしっかり貼り、万が一はがれても分かるように裏に氏名を書いておくと安心だ。

注意したいのは、スナップ写真や過度な加工で不自然になることだ。面接に行くときの見た目と差が大きいと違和感が出やすいので、眼鏡を使う人は面接でも使う想定でそろえるとよい。

最後に、写真が半年より前なら撮り直すかどうかを検討し、履歴書の写真欄のサイズだけでも先に確認しておく。

応募先に合わせた書き方の選び方と判断軸

判断軸を表で整理する

まず、新卒の歯科衛生士の履歴書は、全部を完璧にしようとすると時間が足りなくなる。判断軸を決めて、迷う時間を減らすと完成が早い。

理由は、公的な応募書類の案内でも、応募先によって手書きかパソコンかが異なるなど、状況に応じて選ぶ考え方が示されているからだ。自分の状況に合う選び方を決めるほうが、ミスが減りやすい。

下の表は、よく迷うポイントを判断軸としてまとめたものだ。おすすめになりやすい人と向かない人を読むと、自分の状況がすぐ決まる。チェック方法は、判断を早くするための質問として使える。

判断軸おすすめになりやすい人向かない人チェック方法注意点
手書きかパソコン丁寧さを見せたい人誤字が多くなりやすい人求人票に指定があるか修正が多いならパソコンが安全
履歴書の様式迷いを減らしたい人医院独自の様式がある人指定様式の有無を確認指定があるなら従う
職歴欄にアルバイトを書く歯科助手など関連が強い人短期バイト中心の人業務が応募職種に関係するかアルバイトと明記して誤解を防ぐ
資格欄の書き方受験前後で整理できる人状態が曖昧な人免許証の交付状況を確認確定していないことは言い切らない
志望動機の長さ簡潔にまとめられる人情報が多すぎる人医院の特徴を一つ選べるか学びたいだけで終わらせない
本人希望欄の書き方希望がない人でも一文書ける人条件を書きすぎる人希望条件を面接で話せるか空欄にしない

表は、チェック方法の列を質問として使うと決めやすい。どれか一つでも迷ったら、まず求人票の指定を確認し、指定に合わせて整えるのが基本だ。

迷いが残る人は、採用側が読みやすい形を優先するとよい。最後に、表の一番上から三つだけ決めてしまうと、作業が動き出す。

貴院を使った言葉づかいをそろえる

まず、歯科医院に出す書類では、敬称と言葉づかいをそろえると文章が落ち着く。志望動機や送付状で迷う人が多い部分である。

理由は、公的な案内で、病院や医院に対しては貴院という敬称を使う考え方が示されているからだ。口頭で使う表現と文書で使う表現は違うため、文書は文書の形にそろえるほうが安全である。

たとえば、志望動機は貴院の方針に共感した、貴院で学んだことを活かしたいのように統一する。患者さまの表記も、患者さま、患者様などにゆれやすいので、どれか一つに決めてそろえると読みやすい。

注意したいのは、丁寧にしようとして敬語が増えすぎ、意味が薄くなることだ。短い文で、誰が何をしたかが分かる文章のほうが、結果として丁寧に見えやすい。

最後に、志望動機の中の敬称だけを先にチェックし、貴院に統一してから全体を読み直す。

場面別に履歴書の書き方を切り替える

臨床実習を強みに変える

まず、新卒で職歴がない場合は、臨床実習をどんな姿勢で取り組んだかが強みになる。実習での行動を一つ書くだけで、自己PRの説得力が上がる。

理由は、採用側は経験の量よりも、基本を守れるか、学び続けられるかを見たいからだ。歯科衛生士の仕事は感染対策や患者対応など、土台が重要なので、実習で基本を守った事実は評価につながりやすい。

たとえば、実習で器具の取り扱いと片付けを決められた手順で徹底した、患者説明を短い言葉に言い換えて伝わるか確認した、先輩の動きを見てメモにまとめたなど、行動が分かる一文にする。結果は大きな成果でなくてもよく、指導者に褒められた、患者の表情が和らいだなどで十分である。

注意したいのは、患者個人が特定できる情報を書かないことだ。症例の詳細や個人が分かる情報は避け、学びと行動に焦点を当てると安全である。

最後に、実習の場面を一つ思い出し、行動と学びを二文で書いて自己PRの核にする。

アルバイトや歯科助手経験を入れるか迷ったとき

まず、学業中のアルバイトは、原則として職歴に書かないケースが多い。けれど、応募先の仕事内容に関係が強い場合は、明記して載せる選択肢もある。

理由は、公的な応募書類の案内で、学業期間中のアルバイトは通常記載しない一方で、仕事内容が応募先の職務に関係する場合や、責任を与えられた仕事などは、アルバイトであることを明示して記載できるとされているからだ。関連性がある経験は、新卒の空白を埋める材料になりやすい。

たとえば、歯科助手のアルバイト経験があるなら、職歴欄にアルバイトと明記して載せ、担当した範囲を短く書く。関連が弱いアルバイトなら、職歴ではなく、特技や自己PRで接客やチームワークとして触れるほうが自然である。

注意したいのは、歯科助手の経験を、歯科衛生士としてできる業務のように書かないことだ。できることは法令や院内ルールで範囲が決まるため、業務内容は誤解が出ない言い方にする。

最後に、アルバイトの内容が応募先の仕事に直結するかを一つだけ判定し、直結するなら職歴欄に明記して載せる。

よくある質問に先回りして答える

よくある質問を表で整理する

まず、新卒の歯科衛生士が履歴書で悩む質問は、毎年だいたい同じだ。先に答えを知っておくと、作業時間が短くなる。

理由は、迷いが長引くと、志望動機を後回しにして締切直前に崩れるからだ。疑問を解消してから書くほうが、文章の質も上がりやすい。

下の表は、よくある質問を短い答えで整理したものだ。理由の列を読むと、納得感が出て判断が止まりにくい。次の行動は、そのまま今日やる一手になる。

質問短い答え理由注意点次の行動
手書きとパソコンはどちらがよいか指定がなければ読みやすいほう応募先で扱いが違う手書きの修正は避ける求人票の指定を確認する
職歴がない場合はどうするか空欄にせず新卒として整える空欄は雑に見える職歴欄の書き方は様式に合わせる職歴欄の記載例を確認する
実習は職歴に入れるか基本は入れず自己PRで活かす実習は学びの範囲書きすぎると長い一場面に絞って書く
免許はいつ取得と書けるか確定してから取得と書く事実関係が重要曖昧なら見込みや予定にする今の段階を整理する
写真はスマホ撮影でもよいか鮮明なら可だが加工は避ける第一印象に影響背景と光と姿勢が重要撮影条件を整えて撮り直す
志望動機が思いつかない医院の特徴と実習の一場面を結ぶ材料がないと書けない学びたいだけで終わらせない特徴を三つメモする
本人希望欄は何を書くか希望がなければ規定に従う空欄は避けたい条件交渉は書きすぎない一文を決めて入れる
複数応募で使い回してよいか内容は流用できても日付は更新古さが出る医院名の入れ替えミスに注意提出前に医院名を確認する

表は、短い答えの列だけ読んでも動けるように作ってある。理由まで読めば納得して迷いが減るので、時間がある人はそこまで確認するとよい。

例外は応募先の指定がある場合だ。最後に、表の次の行動の列から一つ選び、今日中に実行すると前に進む。

面接で聞かれやすいところを先に準備する

まず、履歴書に書いたことは、面接でそのまま質問されやすい。書いた内容を説明できるようにしておくと、当日の不安が減る。

理由は、公的な応募書類の案内で、面接では提出した履歴書の記載内容に基づいて質問されることが多いので、完成した履歴書をコピーして面接前に確認する考え方が示されているからだ。書いたことを忘れると、矛盾した受け答えになりやすい。

たとえば、志望動機の各文に対して、なぜそう思ったかを一言で言えるようにする。自己PRに書いた実習の場面は、何をしたか、なぜそうしたか、どう学んだかの三点を短く言えるようにする。

注意したいのは、準備しすぎて暗記になることだ。文章は自分の言葉で説明できればよく、同じ言い回しに固めなくてもよい。

最後に、履歴書をコピーし、書いた内容から質問が出そうな三か所に丸を付けて答えを一行で用意する。

新卒の歯科衛生士が履歴書提出前に今からできること

情報集めを先に終わらせる

まず、志望動機が書けない原因の多くは、応募先の情報が足りないことだ。情報集めを先に終わらせるだけで、文章はかなり書きやすくなる。

理由は、公的な応募書類の案内で、志望の動機を書く前に、求人票の内容や店舗、製品、広報などを確認して応募先をよく知ることが大切だと整理されているからだ。材料が増えるほど、どこでも通る文になりにくい。

たとえば、医院の診療方針、予防への取り組み、担当制の有無、訪問の有無、教育体制などをメモし、自分が共感した点を一つ選ぶ。見学をした人は、スタッフの動きや患者対応で印象に残った場面を一つ思い出すと、文章が具体的になる。

注意したいのは、うわさや口コミだけで判断しないことだ。公式の採用案内や見学で見た事実を中心にすると、志望動機がぶれにくい。

最後に、応募先の特徴を三つメモし、その中で一番共感した一つに丸を付ける。

学校とハローワークの添削を使う

まず、履歴書は一人で抱えるより、第三者の目を入れたほうが早く良くなる。新卒は学校の先生や就職担当に見てもらえる強みがある。

理由は、ハローワークが履歴書や職務経歴書の書き方のセミナーを行い、窓口で書類の添削アドバイスもしていると案内しているからだ。自分では気づきにくい表記ゆれや、伝わりにくい文が見つかりやすい。

たとえば、先生に見てもらうときは、どこに悩んでいるかを一つだけ添えて渡すと、助言が具体になる。ハローワークに相談するときは、求人票と履歴書の下書きを持っていくと、志望動機の組み立てまで話しやすい。

注意したいのは、添削を受けた文章をそのまま丸写しにしないことだ。自分の言葉で説明できる文章にしておくと、面接でもぶれにくい。

最後に、提出日の二日前までに下書きを作り、学校かハローワークのどちらかに一度見てもらう予定を入れる。